菅野美穂も「すばらしい!」と共感 赤楚衛二が未知の世界に飛び込む時に大切にする考え方
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――お二人は過去にドラマでも共演をされていますが、ダブル主演としてガッツリとタッグを組んだ本作を通して、改めてお互いにどのような印象を持ちましたか。
菅野:前回の共演では、1日しかご一緒していなかったんですが、赤楚くんが現場にいらっしゃると女性スタッフのみんなが喜んで、癒されて…(笑)。すごく穏やかな方だなという印象があります。出演作が続いて、とても忙しい時期を過ごしていると思うんです。長い俳優人生では、そういう時期だからこそ、できることが増えることもありますよね。そういった意味でも、とても大切な時期に再会できたなと感じています。
赤楚:前回は、本当に少しだけ会話をさせていただいたくらいで。その時は、ずっとテレビなどで観ていた菅野美穂さんに会えた!というテンションでした。今回しっかりと共演させていただいて、とにかく周囲の方たちを巻き込んでいくタイプの方だなと思いました。みんなの名前を覚えて、声をかけて、そんな菅野さんがいることで現場がパッと明るく、ものすごく温かくなるんです。こういう主演としての在り方は、とてもステキだなと思いました。あと、笑い方がとても豪快です(笑)。
菅野:あはは! そうです!
映画『近畿地方のある場所について』場面写真 (C)2025「近畿地方のある場所について」製作委員会
――驚きの真相に辿り着く本作ですが、お互いの素顔に驚いたことなどがあれば教えてください。
菅野:こんなにお忙しいのに穏やかなところが、まず驚きです。白石監督の演出に応えていく姿も、印象的ですね。自分の中で咀嚼して、しっかりと向き合って、それを新鮮に返していくという姿を見ていると、あらゆる現場でいろいろな人と組みながら、たくさんのものを吸収している時期なんだろうなと感じました。
赤楚:初めてご一緒させていただいたのは4年くらい前になるんですが、その時よりも笑い声が大きくなった気がします(笑)。すごくよく笑う方なんだなって。現場でも、笑い声がすると「あそこに菅野さんがいるな」とわかります。
菅野:よく言われます。大泉洋さんからは、「山賊たちの晩餐のような笑い声」と言われました(笑)。
赤楚:山賊(笑)! 今回は私生活のお子さんのお話も聞かせていただいたりして、僕はまだ独り身ですが、いろいろと勉強させていただきました。