古田新太・橋本じゅん・高田聖子・粟根まこと・羽野晶紀・橋本さとし、勢ぞろい! レジェンドが明かす「劇団☆新感線」の昔と今
関連 :
羽野晶紀
――羽野さんは、みなさん勢ぞろいの劇団☆新感線公演には久しぶりの参加です。稽古で「変わったな」と感じられたことはありましたか?
羽野:すっごい段取りがいいし、昔みたいにいのうえさんの“1000本ノック”みたいなことをやってない。以前は、ひとつの稽古がはじまったら、1日そこだけで終わってしまったりしてましたから。その原因を自分が作ったときの申し訳なさといったらなかったです。今はそういうことがなく、時間がきっちり決まっていて、みんな自分の持ち場をしっかりやっていて驚きました。
粟根:羽野さんの言う昔というのは、相当昔の話なんで。昔は演出助手もおりませんでしたし、稽古場での作業はみんな劇団員たちで分担してやっていました。自分たちで衣装を作ったり小道具を作ったり。今はそれぞれのプロがいるし、演出助手がいてスケジュールも段取ってくれる。そんなところに羽野さんは久しぶりに呼ばれちゃったから、未来に急に来ちゃっているような状態なんですよ。
――では製作発表会見(7月30日)をネットで生中継なんていう感じも。
羽野:ゴージャスすぎて夢の国にいるようです。みんなの根っこは変わってないのに、外側がすごいことになってる。
高田:中は変わってないですよね。
羽野:変わらない。
橋本さとし
――「劇団☆新感線の舞台だから観たい!」というファンの熱も、すごいことになってます。
さとし:僕らからしたら、「自分が新感線にいたということを覚えている人いるのかな」って感じです。
羽野:当時は十何ステージだけやってて、小屋も小さかったから、観ていた方がどれだけいらっしゃるかなって。
粟根:このメンバーが一緒に出てたときの公演は、まだディスク化されてないからね。
羽野:私たち、たぶん伝説の人だと思う(笑)。
さとし:もしかしたらゲストだと思われているかもしれない。
高田:(橋本さとしは)ミュージカル界から来た人みたいな、ね。
古田:ラララで歌う、な。帝国劇場で。
さとし:帝国劇場始まって以来、ラララで歌いまくったんです。歌詞が出てこなくて。
高田:あはは!
羽野:今回は、ちゃんとやってね。
さとし:やります!