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King & Prince高橋海人、表現者として“自分流”追い求める「技術を磨いて、育てていけたら」

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King & Prince

■「自分流の技術を磨いて、育てていきたい」

 北斎の門弟であり、応為と友情を育んでいく善次郎。2人にいじられたりしながら、柔らかな笑顔を見せる善次郎がなんともチャーミングで、観客にも彼らの過ごす時間が心地よいものとして届けられる。応為役の長澤まさみ、北斎役の永瀬正敏と一緒の撮影について、高橋は「ものすごく楽しかったです!」と声を弾ませる。

 「長澤さんは、いつも『King & Prince、どう?』とか『元気?』と声をかけてくださって。心配してくれたり、見守ってくれている感じがして、まるでお姉さんのよう」と目尻を下げ、「長澤さんの演じる応為には、女性らしい面を持ちつつ、周囲を引っ張っていくような人間力を感じます。それは長澤さんご自身も、同じです。長澤さん、そして永瀬さんも、生き様の中にチャーミングさや色気が見えるところなど、演じた役と重なるところがたくさんあって。撮影の合間も、役の関係性のまま、3人でずっと一緒にいられたような気がしています。みんなでワンちゃんを愛でていたりしました」と劇中に登場する犬のサクラも、現場の愛されキャラだったという。

映画『おーい、応為』場面写真(C)2025「おーい、応為」製作委員会
 「長澤さんと永瀬さんは、やっぱりすごい」と舌を巻いた高橋。歌やダンス、芝居、絵など表現者として走り続けている彼だが、先輩の役者陣の芝居を目の当たりにすることで、あらゆる刺激を受けている。

 「最近、お芝居の技術的な面も重要だなとすごく感じていて。『DOPE 麻薬取締部特捜課』(TBS系)でご一緒させていただいた中村倫也さんのお芝居からも、いろいろなことを学ばせていただきました。倫也さんのお芝居を間近で見ていると、お芝居に熱量があると、観ている方々にも感情がクリアに伝わりますが、そこに技術が加わるとさらにお芝居が強いものになるんだなと感じて。僕はこれまであまりテクニックのようなものは気にせずにやってきたんですが、そこを追求していく楽しさもあるんだなと思いました。倫也さんには、新しい扉を開いてもらった」と告白。「その中でも、自分なりの流派、自分流の技術を磨いて、育てていけたらいいなと思っています。そう思うと、ワクワク感が増します」とゴールなき表現者としての道のりは、高揚感に満ちたものである様子。


 北斎と応為は、生涯をかけて浮世絵に情熱を捧げた。高橋は「北斎からは呼吸をするかのように、絵を描きたいという気持ちが湧いてくる。森羅万象を描くまで死ねないという精神が見えるし、応為からは常に何かに燃えていたいという覚悟の炎を感じます。彼らのそういった姿に触れると、影響を受けるものもあります。そして英泉には、苦労してきた過去から出る人間としての奥深さもあって。三者三様の生き様がどのように受け取っていただけるのか、とても楽しみです」と期待していた。(取材・文:成田おり枝 写真:上野留加)

 映画『おーい、応為』は、10月17日より全国公開。

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