北翔海莉&妃海風、“みちふう”コンビ誕生から10年 “親友で戦友”お互いの活躍が今も励み
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北翔海莉
――今年は50音順ヒットメドレーが過去最長になるという宣言が玉野さんからありました。それをお聞きになった時のお気持ちはいかがでしたか?
北翔:大変ですけど、止められないし…。部長がやりたいって言うんだからしょうがないんですよ(笑)。
妃海:玉野さん、うれしそうですよね。しんどいって言いながら(笑)。
北翔:「覚えられるかな」「しんどいんだよな」ってね。本人が一番喜んでいることなので。
妃海:部長を喜ばせることが一番の喜びです。
――玉野さんの演出にはどんな印象をお持ちですか?
北翔:やはり玉野先生は若いころにニューヨークで、エンターテインメントを作る上での基礎作りをされて、すべてのジャンルのダンスも勉強されていますし、知識が豊富です。万人にうけるやりすぎない構成・演出が素晴らしいなって思いますし、お客様を飽きさせず、常に時代にあったものをやるっていうのは本当にすごいなと思います。
妃海:客席で観ているときでも、お稽古に入ってでも、特に『CLUB SEVEN』に言えることかもしれないんですけど、中毒性があるんだなっていつも思っています。1回観たらなんかまた絶対観たくなるというか、クセになるものがあって。ただ面白いだけじゃなくてベースがしっかりされているから、「しっかりいいエンタメを観た!」っていう喜びがありますし。かと思えば令和じゃなかなか観られないような振り切ったことも舞台上でしっかりやって。そんなところが玉野さんの演出の素晴らしいところかなって思います。
北翔:玉野先生の作品は、現代の人にもうけるけど、昭和の懐かしさみたいなものもあると思うんです。だから幅広い年齢層に受け入れてもらえるんだろうなって思いますね。
妃海風
――お二人が考えられる『CLUB SEVEN』の魅力、面白さはどこにあると考えられますか?
北翔:みなさんがカメレオンのように七変化するところですかね。七どころじゃないけど(笑)。スケッチの場面での面白さもありつつ、それでいて本職としてみなさんが活躍しているシーンのカッコよさもあったりと、役者ってこんなにも場面によって違う面を見せるんだっていうのを一気に観られるのが一番の魅力じゃないかと思います。
妃海:大人の本気の青春と、役者個人としてのプライドみたいなものがガツンと集まっているところが、素敵だなって思います。玉野さんという頂点の方がいて、一番キラキラしていて。プライドは持ちつつ、いくつになってもキラキラし続けながら、幕が下りたらみんな疲れ果てて帰るのが、カッコいいなって思います。