庄司浩平、『40までにしたい10のこと』出演で環境が変化! 「気づかれちゃうことが増えました(笑)」
――『40までにしたい10のこと』は庄司さんの認知を広げた作品になると思いますが、それ以外に、庄司さんが出演した作品の中で、自身に影響を与えたものはありますか?
庄司:2024年に参加したドラマ『君とゆきて咲く〜新選組青春録〜』です。この作品のメインキャストを決める「人生が変わる、シン・時代劇オーディション『真剣 SHINKEN』」というオーディション番組があったのですが、そこで脚本家の坪田文さんや演出の三ツ矢雄二さんをはじめとした方々に、その時に必要な言葉をたくさん与えてもらいました。
経験も知識も足りない僕に、それぞれ違ったメッセージやアプローチ方法を授けてくださいました。もちろん厳しい言葉もあったけれど、僕の特異性を捉えた上でのアドバイスだったと思うので、思い返すと大変な日々でしたが、その時間があって良かったなと思います。

――10月28日の写真集発売日には、ちょうど26歳のお誕生日も迎えられましたね。ドラマのタイトルにちなんで、「30歳までにしたいこと」を教えてください。
庄司:色々なところで言ってはいるのですが、もう一度くらいはモデルとしてショーに挑戦したいです。一度、日本でYohji Yamamotoのショーに参加させてもらったことがあるのですが、長い時間をかけて準備された服を着て、朝からメイクを整えてステージに立つのですが、ショー自体は15分程度で終わってしまうんです。その瞬間は観客全員の視線が僕に集まり、そして僕はその一瞬に懸ける人たちの情熱を一身に背負っている。そのジリジリとした感覚が面白くて、もう一度挑戦してみたくなりました。
――俳優としての目標や、今後演じてみたい役などはありますか?
庄司:まずは、多くの方に「庄司浩平」という役者を求めてもらえるようになることが目標です。個人的には、やらせてもらえるならどんな役でも演じたいスタンスなのですが、1つ挙げるとすれば、とことん優しい役。ドラマの中って、本当に心のキレイな人が現れたりするじゃないですか。「こんなやつおるかい!」と思うんですけど(笑)。僕がそうではない人間なので、一度そういった人に寄り添ってみたいです。どこまで近づけるのか、試してみたいですね。
(取材・文:米田果織 写真:小川遼)
『庄司浩平写真集 だから、ぼくは』書影 (C)KADOKAWA/撮影:神藤剛
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