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西島秀俊、才能豊かな若手俳優との共演から刺激 駆け出し時代に学んだ大先輩の姿勢とは

ドラマ

◆市川染五郎ら若手俳優たちの才能は「本当にすばらしい」


ドラマシリーズ『人間標本』場面写真 (C)2025 Amazon Content Services LLC or its Affiliates.
 史朗の息子を演じたのは、本作で現代劇ドラマ初出演を果たした市川染五郎。台湾で行われた海外ロケも共にして親交を深めた染五郎とは、撮影の合間にも話し合いながら親子関係を作っていったという。

 「史朗にとっては妻、至にとっては母となる女性を早くに亡くして、父親と息子がお互いを支え合うように生きてきたと思ったので、染五郎くんとは、そんな話をしていました。また台湾ロケでは、撮影後に一緒に食事をしたりする時間もありました。そういった時間も親子の関係を作る助けになったのかなと思っています」と目尻を下げつつ、染五郎について「特別な俳優」だと表現。「撮影が始まる頃にはすでに、彼は史朗と至の不思議な親子関係みたいなものを掴んでいたように思います。現場でも、役への切り替え方や集中の仕方、役に入る方法などが、彼の中ではっきりと出来上がっていました。現場というのは時にバタバタとしている状況もありますが、まったく影響されずに集中して演じることができる。特別な俳優なんだと思いました」。


 また“色彩の魔術師”と呼ばれる世界的アーティストである一之瀬留美役の宮沢りえ、その娘の杏奈役の伊東蒼をはじめ、芸術的才能に恵まれた少年たちを演じた荒木飛羽、山中柔太朗、黒崎煌代、松本怜生、秋谷郁甫など、実にカラフルな俳優陣が顔をそろえた。少年たちに扮した若手俳優たちは、その年齢ならではの感性や揺らぎを鮮やかに表現しており、西島は「本当にすばらしかったです」と彼らに敬意を示す。

 「今回たくさんの若い俳優さんが出ていますが、間違いなくこの中からたくさんのスターが出てくると思います。観てくださる皆さんも、『この子は将来、きっといい俳優さんになるぞ』と誰かのファンになるのではないでしょうか」と期待しながら、「全員が『このシーンでは、これをやりたい』という意志を明確に持っていて、本当にすばらしかったですね。僕は『好きなようにやってみたらいいと思うよ』『やりたいことがあったらなんでも言っていいし、もし言いづらければ、僕に言ってくれればいいから』と声をかけていました。でも僕がそんなことを言う必要もないくらい、しっかりしていて。皆さん、オーディションで役を勝ち取ってきた役者さんたちです。役と本人の性格はまったく違ったりするのでしょうが、しっかり役作りをしてその役として生きていました。すばらしい若手の方々と共演できて、本当に楽しかったです」と心を込める。

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