「遂にキターッ!」ドラマ初主演・滝藤賢一、「主役はやりたくてもやれない」
今回のドラマは、女子にモテモテの部長に刺激され、テレビ番組「ダンディズム講座」で立ち居振る舞いを学び、「マダムM」でおしゃれアイテムを勉強し、お気に入りの女子社員と007風味で妄想デートを楽しむという、一連の設定があり、その中で毎回、新鮮な笑いを提供する難しさがある。これに対して滝藤は、「同じ設定だから変化をつけるのか、逆に同じことを繰り返すことが面白いのか、最初は凄く不安でした」と吐露。
そんな悪戦苦闘の日々を送った滝藤だが、本作で一番印象に残っているエピソードを聞いてみると、石橋さんが「とってもダンディですよ」っていう決め台詞を言うシーンで、必ず最後に『フゥーッ』って息がもれるんですよ。あれ、たまんなかったですね(笑)」とニンマリ。さらに、「劇中に出てくるダンディ名言集で白洲次郎の『言い寄られたらノーと言え』、あれには痺れました。あとは、本編では使われなかったんですけど、ジローラモさんの『ダンディなトイレの済ませ方』、これは特典映像でぜひチェック!」と宣伝も忘れない。
最後に、これだけは聞いておきたい滝藤自身のダンディズム。「経験に裏打ちされたオーラ、色気みたいなものがにじみ出ている人かな。え? 俳優でいうと? そんなの仲代達矢さんに決まってるじゃないですか!(笑)」と、無名塾出身の滝藤らしい言葉で締めくくった。(取材・文・写真:坂田正樹)
『俺のダンディズム』DVD‐BOX(本編3枚組+特典映像)は9月17日発売、価格は1万1400円(税抜)