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ボーカロイド“現実逃避P”からバンド活動へ 「ヒトリエ」wowakaの辿ってきた道

エンタメ

 「1人での音楽作りに悩み始めていた時期でもあったんですよ。その中でふと、自分の原点を考えたら“やっぱりバンドだったのかな”と思って。楽器を弾くきっかけになったのもバンドだったし、ボカロPの活動を通して、一つひとつの作品を手がける中での責任を自覚できた部分もあるので、もう一度、きちんとやってみたいなと思いました」。

 そして、ボカロの世界で活躍する仲間たちを集めて前身の“ひとりアトリエ”を結成。バンド名には「音にしても人間味にしても、一人ひとりの“面”を出していきたい」という願いを込めたというが、原点には、1人での音楽活動を経たwowakaの歩みも垣間みえる。

 また、ボカロPから現在の活動へいたる中では、変化もあったという。「1人では完結できないので、時間の使い方は変わりました。あと、ライブでの空気感を味わいつつ、お客さんの顔を見ながら演奏するというのも大きな変化でしたね。たぶん、自分自身も一番やりたかったことかもしれません。また、昨年発売のアルバム『WONDER and WONDER』の制作中に行き詰まったとき、メンバーが寄り添って声をかけてくれたときもあり、仲間への“感謝”が身にしみました」。

 いうなれば“孤独”を通り抜けた今、「日常の息苦しさを歌詞や音楽に乗せて代弁したい」と願うwowaka。2ndミニアルバム『モノクロノ・エントランス』では、これまでに染まった色を1度すべて落とし、素を出そうとしたという。手に入れたものに満足せず、敢えて新たな自分に向き合うwowakaの躍進に目が離せない。(取材・文/カネコシュウヘイ)

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