藤井武美&百川晴香、撮影最終日に号泣 注目の女優2人が映画で共演

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1983年と現在をカットバックしながら物語が展開する映画『向日葵の丘 1983年・夏』は、友情や親子の絆を描いた、心がほっこりする物語。高校生時代のみどり役を藤井武美が、エリカ役を演じたのはアイドルガールズユニット「Ru:Run」の百川晴香。取材中、息の合った掛け合いを見せたふたりが、撮影現場での仲良しエピソードを教えてくれた。
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大林宣彦監督を師事する太田隆文監督がメガホンを取った本作は、1983年の高校生時代と大人になった現代をカットバックしながら物語が進んでいく。主人公の多香子役には、常盤貴子、多香子の高校時代の友人・みどり役を田中美里、エリカ役を藤田朋子が演じる。
高校生だった3人の役は、オーディションで決定。みどり役を射止めたのは、藤井武美。「みどりは感情に素直な女の子です。いつもの私でと監督がおっしゃってくれたので、役作りしたという感覚ではないかな。事前に準備したことと言えば、オードリー・ヘプバーンが好きな役なので、携帯の待ち受け画面をオードリーにしたり、監督からいただいた80年代の曲を集めたCDを聞いたり、名画を観ろ!という監督からの宿題があったのでそれを観たりしたぐらい。現場に入ると自然にみどりになれた気がしています」。
エリカ役として選ばれたのは、百川晴香。「エリカは自分のことを“僕”と言うキャラ。映画部の部室に一人籠ってヒッチコックを見るような女の子だけど、意外と自分の中にある要素なんだって気づいたんです! この役を演じてみて、自分の中で新たな発見がありました」。
ふたりとも「現場がとにかく楽しかった!」と声を揃える。百川が「8mmカメラの操作を覚えたり、ボランティアのみなさんが作ってくださった炊き出しが美味しかった」と回想すれば、藤井が「あと撮影中、さきいかとかスルメにハマったよね。多香子(芳根京子)と3人でいつも食べていたんです。いかがなくなると監督が買ってきてくださって、それを励みに頑張るみたいな(笑)。いかだったり、差し入れだったりを食べ過ぎて3人とも顔がパンパン」と茶目っ気たっぷりに教えてくれた。