池田エライザ、染谷将太を「バケモノ」と感じた瞬間とは? 本人には言えない感謝も
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ちなみに嘉郎役の染谷の印象を訊ねると、「バケモノですね」との答えが。「よっこいしょ~って声が後ろから聞こえてきて、3秒後くらいに振り返ると、本気で寝ているようなところもあるんです。でもそうかと思うと、作り手の人たちと一番話していたり、誰よりも現場に早く来ている。本当に映画が好きなんだなというのが伝わってきましたし、ヨーイスタートの声がかかると、一気に人が変わるんです。わたしはポンと切り替えるということができないので、バケモノだと感じたのと同時に、染谷さんが嘉郎になることで、空気ができるので、とてもやりやすかったです。感謝しています。本人には恥ずかしくて言えないですけど(笑)」。
休みの日は読書をして過ごすことが多いという彼女。好きな本を聞くと、ニコライ・ゴーゴリの『外套』、芥川龍之介の『芋粥』、ジョルジュ・サンドの『愛の妖精』、アゴタ・クリストフの『悪童日記』、アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』と次々にタイトルが口をついて出た。浅はかなまま「女優をやりたい!」と宣言はしたくないというエライザだが、本作の現場で映画作りに「恋しちゃった」とも。休日の読書も、彼女の感性をますます磨いてくれそうだ。(取材・文・写真:望月ふみ)
『映画 みんな!エスパーだよ!』は9月4日より全国公開。