『花燃ゆ』井上真央、「ここで得たもの活かしたい」 次なるステップに意欲

先日、華々しくクランクアップを迎えたNHK大河ドラマ『花燃ゆ』の主人公・美和を演じた井上真央が、女性記者を集めた取材会の第2弾を開催。「何でも聞いちゃってください」と朗らかに微笑んだ井上は、終始リラックスした表情を見せながらも、1年2ヵ月に及んだ撮影や29歳の今について、とうとうと語ってくれた。
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物語はついに最終章の“明治編”に突入。新しい日本を作るために群馬に来た美和はよそ者扱いをされ、三田佳子演じる阿久沢権蔵の妻・せいとぶつかる。だが、母親たちに学びの場を作っていくという姿勢が、徐々に認められるようになるというストーリーが展開される。
共演した三田について、井上は「また新たなメンバーが入ってきて、強力なラスボスというか(笑)。とにかくすごいです。それに、大河を2回経験されている三田さんから本当に沢山のことを学びました。おせいさんと美和の関係もすごく好きなので、最後の戦いと絆を見てもらいたいと思います」と、撮影当時を振り返った。
また、大沢たかお演じる楫取(かとり)と美和が静かに結ばれていくさまも、このクライマックスへの大きな見どころ。ただ、井上は2人の関係、ひいては楫取の妻(優香)を入れての三角関係を、ただの男女の情愛と受け取られないよう、演じるにあたり「とにかくいろいろ抵抗した」と言う。
「正直、ものすごい悩んだし、考えたし、とっても難しかったです。愛だの恋だのだけではなく、自然な流れでそうなっていったとするため、女としての意識やバチバチとした感じは違うなと思いました。『この一言を言うだけで愛や恋に見えてしまうのでは』と本番直前まで悩んで話し合ったりして。もう、台本を読みすぎて台詞が夢にまで出てくるくらいでした」と、苦労の跡をにじませた。