『SW』ダース・シディアス&ダース・モール俳優、ルーカスとの撮影秘話語る

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『スター・ウォーズ』シリーズでダース・シディアス/パルパティーン最高議長役を務めたイアン・マクダーミドと、ダース・モール役のレイ・パークが4日、『Tokyo Comic Con 2016』(以下、東京コミコン)の記者会見、ならびに5日・6日に行われるファン・イベントに出席するため来日。多忙なスケジュールの中、二人そろってインタビューに応じ、撮影当時のエピソードを語った。
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記者会見で、日本の時代劇や忍者映画に影響を受け、7歳でマーシャルアーツを始めたことを明かしたレイ。小さい頃からジェダイのようなヒーローに憧れていたことから、ダーク・モールのオーディションに応募。役柄について当初は「違和感があった」と告白したものの、「いざ、現場に入ったら、アクションの多いキャラクターが自分に物凄くフィットしていた。ダークサイドを演じたことで演技の幅が広がり、とても楽しかったですね。この役を7歳の自分の目でもう1度観てみたい」と今では相当お気に入りの様子。
また当時、撮影(『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』)が楽しすぎて、オフの日も現場に足を運んでいたというレイは、「ある日、ロイヤルガードが足りないから出ろと言われ出演することになったんだ。ガンを向けてバンバンやっている姿が本編に映っているので、ぜひ探してみて!」と撮影秘話を明かしてくれた。
これに対し、「僕は最初からダークヒーローに憧れていたよ」と語り、記者会見でパルパティーンの声を惜しげもなく披露してくれたイアン。ハードなシーンはほとんどなかったイアンだが、『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』で初めてアクションに挑戦し、大変な目に遭ったと振り返る。
「慣れない大きなマシンを扱うシーンで失敗し、ホコリが喉にまともに入ってしまい、声が出なくなったんだ」と吐露。「ところがルーカス監督が次のシーンを変えてしまい、よりによって人生で最もセリフの多い、しかも最も重要なシーンになってしまった。わたしは『声が出ないからできない』と主張したが、ルーカス監督は『それがいいんだ』といって強硬撮影。結果、パルパティーンがシリアスに変化していく感じが見事に表現されていた」と懐かしそうに目を細めた。
今回、『東京コミコン』のPRとして、5、6日とプレビュー・イベントに参加するイアンとレイ。「日本のファンの方はとても礼儀正しくて、尊敬してくださるので、会うのがとても楽しみ」と笑顔で語るイアンに対してレイは、「日本ではまだダース・モールのコスプレをしたファンに会ったことがないので、今回はぜひ挑戦していただきたい!」とリクエストを出した。(取材・文・写真:坂田正樹)
『Tokyo Comic Con 2016』を記念したプレビュー・イベントは品川インターシティホールにて12月5、6日の2日間で行われる。