野村周平、長瀬智也ら共演者から刺激 「出会い」がステップアップの鍵に

コミック累計数45万部にのぼる医療マンガ『フラジャイル』のドラマ化が1月からスタートした。本作は長瀬智也扮する、“強烈な変人だが、極めて優秀”と周囲に評される偏屈イケメン天才病理医・岸京一郎が主人公。口の悪さから度々他の医者たちと衝突する岸を、臨床検査技師として影で支える役どころ、森井久志を演じるのが若手俳優注目株の野村周平である。
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病理医とは手術はせず、組織や細胞を分析して患者の診断を下す医者を指す。臨床検査技師が作製した病理標本を病理医に渡し、病理医は治療方針として役立つ情報を主治医に提供するのだ。
医療ドラマは初めてという野村だが、「本作は医療ドラマと言われていますけど、堅苦しくはないんですよね。しっかりコメディも入っていて泣けるところもあるし、笑えるところもある。専門用語を話さなければならないというのは難しかったりもしますけど、現場に時々病理医の方がきてくださり作業等教えていただいています」と明かす。加えて、「本作の見どころは掛け合い。本当に仲がいいという感じで、スタジオの撮影は和気藹々としていて、とてもやりやすいです」と表情を緩めた。
達観したような語り口でこちらの質問に返していく野村だが、受身の性格というわけでもないようだ。「多分、一番アドリブが多いのは僕だと思います。どのカットを選ぶかは最終的に監督が考えることなんで、やれることはやってみたい。面白がってくれるときもあるんで、そのときはうれしいですね。たまにアドリブで噛んでしまったりするんですが」とニコリと笑顔を見せる。