高畑充希、モテるのは「男の子より女の子」 “朝ドラ” ヒロインとの共通点
ヒロインのプレッシャーを感じず、伸び伸びと撮影に挑んでいる高畑だが、リハーサルのスケジュール表には重圧を感じているようだ。「びっしり詰まっているんです。あれは見たくないですね(笑)。やっぱりヒロインって出番もセリフも多いので、台本を覚えるのも大変なんです。『ごちそうさん』の時は撮影が終わったらスタッフさんとご飯に行ったりすることも多かったのですが、今は行く時間がないんですよね」と寂しい心情を吐露する。
そんな多忙な中でも、人と会う機会は減っていないという。「何かあると色々な人が『美味しいもの食べさせてあげるよ~』って連絡をくれるんです。気にかけてくれる人がいるんだって思えるとすごく嬉しい」と目を輝かせる。「休みの日に疲れているからって寝て過ごすより、人と会っている方が自分には良いんだなって思ったんです」と朝ドラでヒロインを演じることによって新たな発見があったことを語ってくれた。
高畑演じる常子は、とと(父)として家族を支える頼もしい存在だ。「何か起こっても『どうにかなる』という能天気な考えは常子と似ていますね。でも常子は人のために生きている。私はもっと自己中なので、その部分はとても尊敬しています」と共感できるキャラクターであることを明かすと「女子校出身というのもありますが、男の子よりも女の子にモテるんですよ」と共通点はあるようだ。
また「登場人物がちょっと変」と作品の見どころを語った高畑。「特に男性が面白いんです。いい男が(西島秀俊演じる)とと以外出てこない(笑)。みんなキャラクターが強くて……そこが面白いと思います」と解説。さらに「唯一の格好いいキャラの“とと”とは(亡くなっている設定のため)共演シーンが今のところ全くないんです。朝ドラで親子なのに共演がないなんてあるんですかね?」と逆に問うと、「悔しい限りです!(脚本家の)西田征史さんに(共演シーンを)お願いしようかな」と茶目っ気たっぷりに訴えかけていた。(取材・文:磯部正和)
NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』は総合テレビにて、4月4日より月曜から土曜あさ8時放送。