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『とと姉ちゃん』西島秀俊、“3人姉妹”に翻弄されるも「家族の幸福感がある」

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NHK連続ドラマ小説『とと姉ちゃん』で父・竹蔵役を演じる西島秀俊
NHK連続ドラマ小説『とと姉ちゃん』で父・竹蔵役を演じる西島秀俊(C)NHK

 4月からNHK連続ドラマ小説『とと姉ちゃん』がスタートする。本作は若くして亡くなった父に代わって“とと(父親)”の役割を担い、“とと姉ちゃん”と呼ばれて育つ小橋常子(高畑充希)と三姉妹の生涯を描く。その父親・竹蔵役を演じるのが西島秀俊だ。西島の出演は1週間のみ。1月中旬から2月初旬までという約半月の撮影だったそうだが、どのような面持ちで本作に臨んだのか、西島に聞いた。

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 まず、演じた感想について西島は「もしできたら本当の家族のような関係になれたらなと思っていたんですけど、浜松のロケに行った初日の待機している車の中から、皆ですぐじゃれあうような関係になれました。本当に今思い出してもちょっと顔がほころんじゃうような撮影の期間でした」と目を細める。加えて、「きっとそれは母親役の木村多江さんが、僕が入る前にがっちりと家族の形というか、皆が『“とと”のことをずっと待っていたのよ』というような空気を作ってくださっていたんだと思います」と振り返った。

 竹蔵とはどのような人物なのだろう。「当時の一般的な父親像とはかなりかけ離れた人ですね。その当時の父親というのは家族の中で君臨している存在と思いますけど、竹蔵は、それが娘であっても奥さんであっても、丁寧な言葉で話をして、自分が間違っていたら『すまなかった』と素直に謝る人。それと日々の生活を丁寧に大切に思って暮らすということが重要だと考えていて、実はそれが一番価値のあることであるという思想を子供たちに伝えようとしていた人ですね」。西島は一言一句丁寧に説明する。

 3人姉妹と母親。女性陣に囲まれた現場だったようで、「実際の物語の中では竹蔵さんは大きな愛情と誠実さを持ち合わせて、家族を大きく守っている人なんですけど、撮影現場では3人の娘に翻弄されっぱなしで…」と西島。続けて、「子供たちの方がしっかりしていて、バッチリとセリフが入っていたので、噴き出したりしてNGを出したりすると3人に怒られるような、そういう感じでしたね。かなり飲み込まれた感じです」と白い歯を見せる。

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