伊藤英明&武井咲、『テラフォーマーズ』撮影は“終わりなき戦い” フルCGの苛酷さ実感
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ところで、伊藤演じる主人公・小吉と武井演じる奈々緒は、スラム街で育った幼馴染みという設定。二人の関係が物語の軸にもなっているが、お互いの存在をどう捉えているのか。インタビュー前も「今日も爽やかだね」と武井に声を掛けていた伊藤は、「この若さで芯がしっかりしていてオーラがある。役者の前に“いい人間だなぁ”って思いますね。両親の愛をいっぱい受けて育った感じ。咲ちゃんが現場に来るだけで明るくなる」と褒めまくり。
武井も、「以前、ドラマ(『金田一耕助VS明智小五郎』)でご一緒した時はお話できなかったので、『海猿』のイメージしかなかったんですが(笑)。実際は、スタッフの皆さんともフラットな関係性ができていて、凄く気配りのできる人。二人で逃亡するシーンがあるのですが、私が怪我をしないように引っ張ってくれたので、この人について行こうと思いました(笑)」と相思相愛だ。
そんな二人が敬愛してやまないのが三池監督。「現場では何も言わないけれど、役者が納得するまでとことん付き合ってくれる」と、全幅の信頼を置く伊藤。これに対して、武井は、「監督には全て見透かされている感じがしますね。『愛と誠』(12)から少し大人になった自分を見せなきゃ!と思って臨んだんですが、それすらも見透かされているようで緊張する」と笑顔で語っていた。(取材・文:坂田正樹)
映画『テラフォーマーズ』は4月29日より全国公開。