北川景子、“働くオンナ”だからこそ「職業モノをやりたい」等身大で演じる意義
光崎役の柴田からは、「魂からやれるように」とアドバイスされたという。「私の演技に迷いを感じておっしゃったのかもしれません。途中からは気持ちを入れかえて“役として生きる”ことに気をつけながら演じました」。
今回は『家売るオンナ』の営業ウーマンに続いて研修医の役。連続して職業モノを出演する。「学生を演じる歳ではないし、かといって子供がいるベテラン主婦や、例えば、離婚を経験した女性を演じるにはまだ若いのかなと思います。職業モノの経験は、今まではちょっと変な先生だったり腰掛けのお嬢様刑事だったりして、キチンと職業に徹した役は『HERO』くらいしかありませんでした。自分自身が今働く女性だからこそ等身大で演じられる気がして“職業モノをやりたい”と思っています」と打ち明ける。
年齢を重ね、“今”の自分自身が演じるには「まだ若い」という役柄も、確固たる信念を持って女優を続けるだろう北川を想像すれば、モノにする日も近いかもしれない。(取材・文・写真:桜井恒二)
ドラマ『連続ドラマW ヒポクラテスの誓い』は、WOWOWにて10月2日22時より放送スタート(第1話は無料放送)。