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比嘉愛未、“いい子”でいた20代 30歳迎え「自分の可能性を広げたい」

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比嘉愛未、“いい子”でいた20代 30歳迎え「自分の可能性を広げたい」
比嘉愛未、“いい子”でいた20代 30歳迎え「自分の可能性を広げたい」 クランクイン!

 女優・比嘉愛未の主演映画『カノン』が公開を迎える。彼女が演じるのは、問題を抱える母のもとで育った3姉妹の次女・藍。心にトラウマを抱えているものの、真ん中の立場として気持ちを押さえ込みながらも、ストーリーテラーとして物語を引っ張っていくという難役だ。「今まで自分に寄せてお芝居をすることが多かったのですが、今回は分からない部分がたくさんあって不安でした」と素直な心境を吐露した比嘉。しかし、苦しんだぶん得たものも大きかったようだ。

【関連】「比嘉愛未」インタビュー<フォトギャラリー>

 実際は3人妹弟の一番上だという比嘉は、台本を読んだとき藍という役柄をつかむのに戸惑ったという。雑賀俊朗監督からは「わからなくて不安な感じがリアルな藍ちゃん」とアドバイスされ力が抜けたという。それでも撮影中は自身の演技に「手ごたえを感じられなかった」と本音を明かす。しかし、出来上がった作品を観ると、そんな不安は解消された。「共演者やスタッフの方々がみなさん作品に対して誠心誠意向き合っている姿が映し出されていました。脚本の素晴らしさ、雑賀監督のすごさが出ていてほっとしました」と笑顔をみせる。

 比嘉の言葉どおり、母がアルコール性認知症を患い、姉妹に大きなトラウマが残るというシビアな題材ながら、作品はとても温かい仕上がりになっている。「色々な作品はありますが、表現者としては生きていくために背中を押せるような映画を作りたいと思っていました。この作品は、登場するキャラクターがみな問題にしっかり向き合っているから思いが伝わるんだと思います」と比嘉は語る。

 そんな前向きな気持ちになれるのが3姉妹の存在だ。「(長女・紫役の)ミムラさんも、(三女・茜役の佐々木)希ちゃんも始めましてだったのですが、会った瞬間『大丈夫』って思ったんです。普通なら姉妹なので絆や関係性を深めて臨もうと思うのですが、そういった気をつかうことなく、何もしなくても自然に入っていけたんです。奇跡的な組み合わせ。これだからお芝居はやめられないと思うぐらい素敵な出会いでした」と撮影を振り返る。そんな3人がラストに魅せる「カノン」の演奏は一切吹き替えなし。ここでも息のあった女優陣の共演が見られる。

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