『暗殺教室』羽住監督、山田涼介&二宮和也のプロ意識に感嘆 “両雄”の素顔を明かす
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主演の山田に対しては、「映画に初めてキャスティングされた子も大勢いたので、心の壁を作らないよう自ら話かけて緊張をほぐしていましたね。1作目から座長としての意識をしっかり持っていた。とても映画初主演とは思えないほど」と絶賛。演技に関しても、「Hey!Say!JUMPのセンターを張るくらいですから、普通にしていても華がある。でも、撮影に入ると完全にオーラを消して、影の薄い渚役に成り切っていた」と驚きの表情を見せる。
ただ、山田が高所恐怖症であることを全く知らなかった羽住監督は、「かなり急な崖を登るシーンがあるんですが、ワイヤーで安全性を確保していたにも関わらず相当怖かったと。あとで聞いたんですが、“続編でアクションを増やしてほしい”と僕に直訴した手前、弱音を吐けなかったらしいです。コンサートでもよくワイヤーで吊られているイメージがあったから大丈夫かな?と思ったんですけどね」と苦笑い。
一方、二宮については、「どこからが芝居で、どこからが素なのかわからないフワっとした感じがいいですよね。殺せんせーの声をお願いした時も、フラっと現場に来たんですが、セリフがもう完璧なんですよ。裏の努力を全く見せない人」。さらに、「今回は死神を演じていただきましたが、セリフは完璧に入っているけれど、誰かを相手に芝居の練習は一切しない」と、そのストイックさに感嘆するばかりだ。
山田と二宮の魅力に惚れ込み、「もっと知りたい、という欲求が高まってきた」と語る羽住監督。「本作はかなり特殊な役柄だったので、次回は等身大の普通の役で、二人がどんな演技をするのか、ぜひ観てみたいですね」とラブコールを送っていた。(取材・文・写真:坂田正樹)
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