『嫌われる勇気』香里奈、言葉と感情のバランスに苦戦「さじ加減がとても難しい」
作中では、蘭子とバディを組む新人刑事・青山年雄(加藤シゲアキ)がアドラーの教えに戸惑いを見せる。「蘭子はいつも『自分は自分』と静的である一方、青山は情熱的な青年で動的。視聴者目線で『アドラー心理学って何!?』と悩みます。二人の対比が面白いですし、蘭子を通して青山がどう成長していくのか注目してほしいです」と香里奈はアピールする。
しかし青山が蘭子の域に達するか問うと「無理ですね(笑)」と即答。「ナチュラルボーン・アドラーの蘭子には勝てないと思います。蘭子の域に達したとしても、蘭子が褒めることは絶対ない。きっと『あなたはもう分かったんですね』で終わりです(笑)」。
それでは、第2話以降の見どころは?「1話は各個人的なキャラクターの登場やアドラー心理学が、どのように事件と関わっていくのかと…忙しい回だったかもしれません。2話からは事件が深まってサスペンス要素が強まり、誘拐された過去を持つ蘭子のバックグラウンドも徐々に明らかになっていきます。事件や蘭子の人生を通じて、アドラー的なセリフに注目してください。ハッとさせられ、日常生活を前向きに生きるヒントがたくさんあると思いますよ」。
目下アドラー心理学に浸かりぎみの香里奈は、私生活ではもっぱらのゲーム好き。過去にはゲーム好きな男性をタイプに挙げていた。何か心境の変化はあるのか。「最近は、家にこもらないようにスマホゲームをやってます(笑)。時間のある時にキャンディークラッシュやモンストをプレイしたり。もし恋愛するなら……やっぱりゲーム好きの方が嬉しいです(笑)。母親が『またゲームしてんの!? 本当に時間のムダ遣いね!』みたいに言うんです。だから桃鉄とかドラクエ、FF(ファイファン)にハマる気持ちを理解してくれると助かりますね」と照れくさそうに話してくれた。(取材・文・写真:桜井恒二)
ドラマ『嫌われる勇気』は、フジテレビ系列にて毎週木曜22時より放送中。