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中条あやみ、ボーカリスト役オファーは「まるで罰ゲーム」 20歳を迎えた心境語る

映画

中条あやみ、『覆面系ノイズ』インタビュー
中条あやみ、『覆面系ノイズ』インタビュー クランクイン!

 ファッションモデル、テレビ番組のMC、そして女優として躍進する中条あやみが、10代最後に挑んだ青春音楽ラブストーリー映画『覆面系ノイズ』で、バンドのボーカリスト役に挑戦、伸びやかな歌声とまっすぐな思いを届けている。「人前で歌うのは苦手」と話す中条に、オファー時のことや撮影のエピソード、二十歳になった今、胸にある思いを聞いた。

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 「まるで罰ゲーム」と苦笑いしながら、オファー時を回想する中条。演じたヒロインのニノは、歌がキーとなる役柄のため、プロデューサー陣との対面はカラオケボックスの中だった。「一番大きな部屋だったんですけど、30人くらいが見ているなかで歌ったんです。『じゃあ、歌ってください』みたいな」と振り返る。「それまでカラオケとかもすごく苦手で、人前で歌ったりしたことなかったのに、公開処刑ですよ」。

 しかし半年間のボイストレーニングを経て、本作では覆面バンド“in NO hurry to shout;”通称“イノハリ”のボーカリスト、アリスとしてエキストラの観客の前でパフォーマンスまで行った。「エキストラさんたちが優しくて、『イノハリ、サイコー!』ってすごく盛り上げてくれたので、カメラが回ってからは、本物のアーティストになった気分で気持ちよく歌うことができました」と手応えを感じたよう。

 一方、志尊淳演じるユズとのシーンにも「緊張した」と明かす。ユズからギターを教わるシーンは「脚本には動きまでは書いてなかったんです。具体的な動きは現場で。不意打ちだったので、思った以上に距離が近くて、ドキっとしました」。だが、ユズとのシーンは、さらに顔と顔を近づけて話すシーンもあった。

 「カメラのアングル的に、みなさんが思っている以上に近づかないと、狙った画にならないんです。『えー、もう無理、これ以上近づけない』って思っても、監督が『もっと』って。もう(顔と顔が)スレスレって感じで、逆にお互いのことがよく見えないくらい近かったんです。だから恥ずかしいを通り越して、意外と大丈夫でした」と笑う。

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