津田健次郎、『スター・ウォーズ』吹き替えは「時間を掛けて丁寧に」役作り秘話明かす

人気声優・津田健次郎は、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でファンの度肝を抜いたキャラクター、カイロ・レンの日本語吹き替え声優を担当した。現在公開中の同シリーズの続編『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』でももちろんカイロ・レン役だ。自身も『スター・ウォーズ』のいちファンであり、なかでもダース・ベイダーが好きだという津田に、演じるカイロ・レンというキャラクターの役作りについてや、“『スター・ウォーズ』に出演する”ことが明らかとなった当時の反響について話を聞いた。
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『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のその後を描く、シリーズ最新作。ルーク・スカイウォーカーにレイがライトセーバーを差し出す…というシーンで幕を閉じた前作の続きから描かれる。ルークとめぐり逢ったレイが知ることになる驚くべき真実、なぜカイロ・レンはダース・ベイダーを受け継ごうとするのか。タイトル“最後のジェダイ”が意味するものとは…。全世界待望のシリーズの続編がついに始まる。
「ダース・ベイダーが好きで、ダンボールで仮面を作り、棒を持って遊んでいましたので…。その系譜である赤いライトセーバーを持つキャラクターを演じさせていただけると聞いたときは、とてもうれしかったです」と、満面の笑みで当時の心境を語った津田。
カイロ・レンは、ハン・ソロとレイアの息子であるが“青い”ライトセーバーではなく“赤い”ライトセーバーを持ち、前作で自身の父ハン・ソロを殺害。ジェダイでありながらダークサイドへと堕ちたダース・ベイダーを崇拝し、ベイダーを継ごうともがく姿が前作で描かれた。津田いわく、まずは演じるうえで「カイロ・レンをカイロ・レンたらしめているものは何か?」を考えたという役作り。ディレクターとも話し合い、考えた結果、キャラクターの核となるものは“葛藤”に決まる。「苦悩する姿や、悩める青年像を大事にしていこうと決まりました。そこからがスタートでした。悩める青年の心にとても気を使いましたし、とても繊細に(役柄を)作り上げていきました」。