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松岡茉優、リアルで魅力的な芝居を見せるコツは「欠点を作ること」

映画

 本作に限らず、常にリアルで魅力的な芝居を見せる松岡。役と向き合う上で重視していることは何だろうか。「ヨシカの場合は、欠点を作ることを意識しました。誰にでも好かれる人っていないと思うので、誰かから見たらこういうところが悪いっていう欠点を作ることで、そのあとの色が足しやすかったです」と振り返る。

 本作はキャリアにおける初主演映画となったが、松岡は浮ついた様子を欠片も見せない。ドラマや映画でポジションを問わず研鑽を積んできた彼女は、「主演という席に座って初めて見えた景色もあるんですけど、やっぱり脇に座ってないと見えない景色もあって」と冷静だ。「いろいろな席に座りながら、いろいろなものを見えるようになって、先輩たちからいろいろ吸収して。いっぱい吸収できて、そのタイミングで挑戦できる機会があるなら、また主演させていただければ」と将来を見据える。

 22歳とは思えないほどの思慮深さ、落ち着きを感じさせる松岡だが、もしヨシカに会えたらどんな言葉をかけたいか聞くと、年ごろの女子らしい答えが返ってきた。「お茶に誘って、おしゃれなカフェに行って、恋バナを聞いてあげたい。私はヨシカのことを全部知っているから、ちゃんと聞いてあげられると思うんです(笑)」。晴れやかな笑みとともに発された言葉には、初主演作で演じたヒロインに対して彼女が抱く、温かな愛情が感じ取れた。(取材・文・写真:岸豊)

 映画『勝手にふるえてろ』は12月23日より全国公開中。

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