長澤まさみ「若いころは、自分の色が邪魔だった」 11年ぶり月9に自信

ヒットメーカー・古沢良太が脚本を務める4月9日スタートのフジテレビ月9ドラマ『コンフィデンスマンJP』。本作で信用詐欺師たちの一人“ダー子”を演じるのが、女優・長澤まさみだ。『プロポーズ大作戦』以来、11年ぶりとなる月9主演の大役を担う長澤が「何度読んでも面白くて新鮮」という脚本の本作に挑む胸の内を語った。
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長澤扮するダー子は、とんでもないターゲットと常識はずれの計画を持ち込む信用詐欺師たちのリーダー的存在。天才的な知能と抜群の集中力を持ちながらも、詰めが甘くいい加減な性格という破天荒な役柄だ。
「とにかく古沢さんの脚本が面白いんです。『こうくるだろうな』という王道でありつつ、奇想天外な流れもあり、何度読んでも新鮮な気持ちで臨めます」と長澤は古沢脚本を絶賛。「演じていて、古沢さんは私のことをよく分かっているなと感じることが多かったです。この感覚は三谷幸喜さんの作品に出演しているときと似た感覚でした」と感想を述べる。
本作のダー子は、長澤をあてがきしたという話を聞いたことがあるが、「あてがきって本人そのままを投影させるのではなくて、その人の持つ要素をうまく取り入れることだと思います。その意味で、古沢さんは私のなかにある“意外にお調子者”な部分を見抜いているなって感じたんです」とつぶやく。長澤=お調子者というパブリックイメージはあまりないように感じられるが「こう見えて、家族のなかでは一番ムードメーカーなんですよ。みんなに話しても『ふーん』みたいな反応ですけれど」と苦笑い。
そんな“お調子者”要素が随所にみられるダー子は、劇中さまざまな人物になりきるため、七変化をみせる。長澤は「ある程度は脚本を読んで予想はしていましたが、ここまでいろいろな衣装を着るとは思っていませんでした」と照れ笑いを浮かべるが、「ただのコスプレとは違う趣になっています」と自信をのぞかせる。
また、東出昌大、小日向文世とタッグを組む信用詐欺師チームも本作の魅力の一つだが「小日向さんがムードメーカーになって下さり笑いが絶えない現場です。東出くんは人見知りなのかなと思っていたのですが、小日向さんがありとあらゆることを引き出してくれて、いい感じで撮影は進んでいます」と撮影現場の雰囲気の良さを明かす。