金子大地、「奇跡的な作品を残せたら」 俳優としての熱き想いを明かす
役や作品への一途な向き合い方について話を聞いていると、目指すところが一段高い印象を受けた。今の自分を山で例えてもらえば、「まだ、山も登っていないんじゃないかな」とつぶやく。「山が見えてもいないかもしれない。今はちょっと小さい山を越えて、下りて、越えて、下りてという感じです。少しずつ大きくなるのかな?とにかく、いい作品に出たいです」と力を込めた。聞けば、「僕、林さんが主演のドラマ『火花』が大好きで、“林さんは若手でナンバーワンぐらいの人なんじゃないか”と思っています」と目を輝かせた。
「『火花』は何回も見ていて、台詞も言えます(笑)。こんないいドラマ、もう出会えないし、出会わないんじゃないかって。僕はファンとして『火花』みたいな奇跡的な作品を残したことが、すごくうらやましいですし、僕もひとつでもそういう作品を残せたらいいな、とすごく思っています」と饒舌に語る。「人間ドラマが好きだし、できるようになりたい」と想いを滾らせた金子の俳優人生は、大きく拓けている。(取材・文・写真:赤山恭子)