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小栗旬、自分なりの“龍馬”にこだわり 大河主演は「いつかやれたら…」

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 そんな小栗の大河ドラマ主演を期待する声も高いが、小栗自身は「いつかやれたらとは思いますが、話がきたら考えちゃうと思います」とひょうひょうと答える。そして、「出口の見えないトンネルをひたすら走っているような状態がしばらくは続くと思うんです。そうすると、不安にもなるし、苦しくもなるし、自分を見失うこともあると思う。すべてやりきったときの達成感や、そのときに返ってくるものはすごく大きなものがあると思うんですが、俺、やっている最中にノイローゼになっちゃうかもしれないって思う(笑)」と煙に巻くと、「俺は3ヵ月ぐらい見る分にはいい俳優だと思うんですが、1年間、同じ役で見ていると『あれ? この人期待はずれだな』ってなりそうだから、ポイントポイントで出たい」と冗談めかして笑った。

 さらに、「芝居は“うまい”ということが重要なのではないと思うんです」と芝居論も展開。「そのキャラクターがどうであるか、どういう人物像を作り、人間としてどう存在できるかってことが芝居だと思うんです。それがうまくいったときには、自分の芝居もいいと言ってもらうことはあると思う。でも、最後の最後、同じような芝居になってしまったときには、そこには洞察力や心のヒダを感じる力を持った人が魅力的に演じられる。そこがまだ自分はぼんやりしている。だから、もう少し頑張らないといけないと思います」。数多くの主演を務め、俳優としても広く認知されている小栗だが、彼の芝居論からはさらに先を見据えていることがうかがえる。そんな小栗が、これまで多くの俳優が演じてきた龍馬という人物をどのように見せるのか。期待が高まる。(取材・文:嶋田真己)

 大河ドラマ『西郷どん』はNHK BSプレミアムにて毎週日曜18時、総合テレビにて20時放送。

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