鈴木梨央、13歳の女優は卓球部“副部長” 「ほぼ毎日走っています!」

5歳のときに事務所に入り活動する鈴木梨央も中学2年生。13歳になった。現在は夏休みの真っただ中で、「部活動で、ほぼ毎日走っています!」と元気に話す姿は中学生そのもの。実は“副部長”も務めているようで…。一方でスタジオジブリ出身の米林宏昌監督による短編アニメーション『カニーニとカニーノ』ではカニの男の子の声を演じ、表現者としての幅を広げている。完成した『カニーニとカニーノ』を観た直後の鈴木に話を聞いた。
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スタジオジブリを退社したプロデューサー・西村義明が立ち上げたスタジオポノックが、この夏、世界を見据えて仕掛ける新プロジェクト「ポノック短編劇場」をスタートさせた。第一弾は3編からなる『ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―』。その内のカニの兄弟の大冒険を描く『カニーニとカニーノ』は、『メアリと魔女の花』の米林監督が挑むオリジナルストーリーだ。ほか2編は百瀬義行監督の『サムライエッグ』と、山下明彦監督の『透明人間』となっている。
「3作品とも絵の感じや世界観が全然違っていて、(3作品を合わせた上映時間の約)1時間があっという間でした。『カニーニとカニーノ』も完成したものは初めて観たので、絵もキレイだし、川の流れもすごくリアルでビックリしました」と話す鈴木が声を当てたのは、家族と暮らすサワガニの男の子・カニーノ。父が大嵐にさらわれたことで、兄のカニーニ(声:木村文乃)と初めての旅に出る。
『リトルプリンス 星の王子さまと私』に続き、アニメーション作品の吹き替えを務めた鈴木。「最初はすごく悩んだんです。男の子役も初めてだし、カニはすごく小さいから、どんな声なんだろうって。でも監督さんから、素直に出てきた感情をそのまま出してくださいと言われて。確かに、考えていること、感じていることは私たちと変わらないと思ったので、感じたことを素直に表すようにしました。一緒に大冒険ができたと思います」と振り返った。
「兄弟の成長が見どころです!」と話す鈴木自身も日々、成長中。現在は部活動に夢中だ。
「1年生のときは、美術部に入っていたんです。でも私、運動がちょっと苦手なので、もう少し体力をつけたいなと思って、転部して卓球部に入りました。夏休みもほぼ毎日、部活です。自分では体力がついたのか、分からなかったのですが、この前、シャトルランをやったら、1年生のときは25回くらいでハーハー言ってリタイアしていたのが、55回やっても疲れなかったんです! 自分でもビックリしました」と笑顔を見せる。