小池徹平、30代を迎え“童顔”イメージを裏切る役を「楽しんでいます」
年齢を重ね、若い世代と仕事をする機会も増えた。今回の現場でも中川ら若い俳優陣を見て懐かしい思いを抱きつつ「フレッシュさや勢いを感じたのはもちろんですが、それだけじゃなく、こんなにしっかりしてるんだ? と思いましたね。自分の立ち位置の測り方だったり、相手との接し方だったりがすごく上手だなと。僕らのころは、それこそ学園もののときなんか、芝居以前に自分がどう目立つかばかり考えてましたから(笑)」とも。
若い世代ばかりでなく、同世代に対する視線にも年齢と共に変化が生まれたという。
「少し前の舞台(『1789 ‐バスティーユの恋人たち‐』)で福岡に行ったとき、(共演の)神田沙也加と博多の屋台に行ったんです。10代の頃に共演してるんですけど、『そっちは最近どう?』なんて話をしたり、昔のことを懐かしがったりしながら『まさか十数年経って、博多の屋台でこんなふうに並ぶことになるなんてね』って(笑)。ここまで頑張ってきたからこそ、いまも同じ板の上に立っていられるわけで、すごく感慨深いし、同世代に対しては、“戦友”のような気持ちを持ってます」。
「いい意味で、抑えるべきところを抑えて無理をしなくなったし、『明日も今日と同じように、普通に現場にいる』ということの大切さを感じる」と語るが、10代、20代のころの“熱さ”を失ったわけではもちろんない。
「むしろ、20代の頃より動けますから! ほしいもの、やりたいことはまだまだあります。ひとつずつ、積み重ねながらやっていきます」。
映画『覚悟はいいかそこの女子。』は10月12日より全国公開。