北川景子、髪を切って挑む「性的な目で見られることに嫌悪感がある役」

北川景子が、『アンナチュラル』や『逃げるは恥だが役に立つ』(ともにTBS系)で知られる人気脚本家・野木亜紀子と初タッグを組んで送る土曜ドラマ『フェイクニュース』。ある男のSNSの投稿をきっかけに巻き起こる企業レベルの大問題を描いた本作で、北川はネットメディアの女性記者として孤軍奮闘する主人公を熱演する。念願の野木作品出演だと話す北川に、本作への思い、そして役作りについて聞いた。
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インターネットやSNS、マスメディアで事実と異なる情報を流すことを指す「フェイクニュース」。本作ではこの「フェイクニュース」に焦点を当て、野木がフェイクニュースを巡る人物模様をエンターテインメント性たっぷりに描き上げる。北川は「野木先生とは、ぜひ一度、ご一緒してみたいと思っていました」と笑顔を見せる。
「話がどんどん膨らんでいき、どういう風に展開していくんだろうとドキドキしながら野木先生の脚本を読みました。すごくライブ感のある脚本だと思います。それに、ハッピーエンドで終わるのかと思ったら、やはり現実は厳しいんだなと感じるような作品になっていて、それも野木先生らしいと感じました。野木先生の脚本の魅力は、視聴者のことを考えて明るいシーンを描くのではなく、きちんと現実を描くことだと思うんです」。
北川も絶賛する本作では、ある中年男性が「インスタント食品に青虫が混入していた」とSNSに投稿することから物語が始まる。大手新聞社からネットメディアに出向してきた東雲樹(北川)は、この青虫混入事件について取材。次第に事態が思わぬ方向に進んでいく。
普段は取材“される側”である北川だが、本作では取材“する側”として奮闘。北川は、「これまでも職業もののドラマなどでいろいろな職業を演じてきましたが、記者の役は一度もなく、不思議な気持ちでした。これまではどちらかというと(取り上げられることで)『PV数』に貢献してきたという気持ちがあったので(笑)、自分が取り上げる側を演じるというのは非常に皮肉な感じがしました」と自身の役柄について言及した。