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小手伸也、2018年“月9の顔”が明かす「役のインパクトの障壁」

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小手伸也、『SUITS/スーツ』インタビューフォト
小手伸也、『SUITS/スーツ』インタビューフォト クランクイン!

 織田裕二主演の月9ドラマ『SUITS/スーツ』(フジテレビ系/毎週月曜21時)で、あくの強い弁護士・蟹江貢役を演じる小手伸也。アメリカでヒットしたドラマの日本版とあって、俳優の演技もアメリカナイズされたジェスチャーが目立つことが話題だが、中でも蟹江は表情の動かし方といい身振り手振りの大きさといい、ひときわ目立つ。春の『コンフィデンスマンJP』の五十嵐役に続き、一年で2回の月9出演とブレイクした小手に、飛躍の2018年を振り返ってもらい、役作りの秘密から来年への抱負までを聞いた。

【写真】『SUITS/スーツ』小手伸也インタビューフォト

 「急に引っ越すとか、車を買うとか、そういったこともなく、粛々と、今までと同じような地味で華のない日常を送っています。この前、電車の中でスマホでエゴサーチしてたら、明らかに前に座っている人が『小手伸也が前にいる』ってツイートしていて非常に気まずかったです。むしろ声をかけてもらいたいですよ、握手とか応じますので」。

 そうチャーミングな笑みを浮かべる小手にとって初の月9は2001年の『HERO』にさかのぼるが、役名もなく1シーンだけの出演だった。今回の『SUITS/スーツ』では主人公・甲斐正午(織田)のライバル役で堂々、レギュラー出演。“影の主役”との声も聞こえてくる。

 「蟹江はかなりの劣等感の塊で、自分をデカく見せたい、他人に負けたくない、でも実態が追いつかずいつも空回りしてる。その悲哀が同情を誘うけど、実際そばにいたらかなりウザったい、そんな複雑な魅力のキャラです」。

 アメリカ版ではリック・ホフマンが演じて人気の、エキセントリックだが憎めないルイス・リット役に当たる。

 「ルイスは偉大なお手本、行く手を遮る巨大な壁。原作ファンを裏切りたくないので、日本版ならではというものを逃げ口上にせず、体の動かし方とか、できるだけルイスのイメージを生かしたい。ただ、日本人の僕がやると違和感が生まれ、『こんなやついねえよ』って、なりかねません。ローカライズ以上にリアリティーのバランスが非常に難しい」。

 仕草だけをまねると違和感しか生まれない。

 「なぜ芝居がかった口調になるのか、蟹江にとってあの身振り手振りはどんな意味があるのか、そのリアリティーを掘るべきだと。きっと虚勢やプライド、憧れが表出した結果で、それが蟹江にとってのスーツ、勝負服や鎧になっている。自信満々で小首を傾げたりするけど、本性は意外と小心者? って、いろんな側面が見え隠れする形にしたいですね」。

 緻密な演技プランを練って、毎回の収録に臨んでいるようだ。意気込みが伝わる。

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