2.5次元俳優・崎山つばさ、目標は“大河ドラマ” 遅いデビューは「関係ない」
今年30歳を迎える崎山の俳優デビューは2014年の舞台。早いとは言えないスタートだったが、役者業への思いに、その、普段内に秘めているという熱さをうかがい知ることができる。
「以前は遅いスタートであるとか、年齢を気にしていた時期もありました。でも今は、そこまでの経験やそこからの経験で、ちゃんと手にしているものがあるなら関係ないと思っているし、自分のやりたいことを見つけたなら、始めるタイミングは関係ないと思っています。ただ、セリフ1つを読み込む時間をはじめ、その役や作品のことを考えて時間を費やすことを、人と同じでやっていては、早くからやっている人やほかの人に敵わない。だから、人の倍、それ以上の努力は当然だと思っています」。
そんな崎山は「舞台だ映像だと決めつけずに、いろんな役に挑戦していきたい」という。「主演映画もひとつのビジョンでしたし、主演舞台というのも絶対に挑戦するべきものだと思ってきました」というビジョンは、『クロガラス』での映画初主演、4月に控える主演舞台『幕末太陽傳 外伝』と順調に叶えられている。そしてこの先の具体的な目標として「大河ドラマへも出たいです」と明言した。
そして最後にメッセージ。「これまでの僕を見てきてくださっている方には、新しさを感じてもらえると思います。僕自身も新しい自分を感じました。初めて僕を知る方には、何が正しくて何が間違っているのか、正義って何なんだろうと考えさせてくれるこの作品を楽しんでもらいたいですし、僕が成長してきた2.5次元の作品にも興味を持ってもらえたら。この作品をきっかけに、舞台と映画への相乗効果が生まれたらうれしいです」。(取材・文・写真:望月ふみ)
映画『クロガラス1』は3月9日より1週間限定レイトショー。『クロガラス2』は3月30日より1週間限定レイトショー。