野村周平、5kg落として挑んだ主役に「これで高校生役はやりきりました」
冗談めかして笑う野村だが、その言葉の裏には確固たるプロ意識が透けて見える。しかし逆に、年齢を経ているからこその“高校生の演じ方”もあったのでは? と聞いてみたら。
「いやいや、全部作品は毎現場、毎現場“別モノ” なんで。これまでも、『前の作品の経験がほかの作品の役に立った』とかいうのはないんですよ。特に今回の作品に関しては、自分の中でも新鮮度が高いんですよね。これまでやったことのないタイプの作品でしたから」。
「これで高校生役はやりきりました」とはっきり断言するのは、いかにこの作品に真摯に挑んだかの現れだ。
野村周平、『僕の初恋をキミに捧ぐ』インタビュー
さて、全力で高校生役を“やりきった”今、気になるのは俳優としての今後。演じたい役や作品について聞いてみると、
「……僕が似合う役がなかなかない、というのが現実だと思うんですよね。だって趣味が車とかスケボーだから。そういうの活かせるドラマないでしょ?(笑)。でも、もう25歳だし、いろいろ考えていかなくちゃいけないな、と思ってて。頭の中にいろいろ計画してることはあるんですよ。でも、それはまだ言いません!」。
しかしながら、スケートボードが2020年東京オリンピックの正式種目になった今、あながち活かせないこともないのかも……? そんなことも含め、いろいろと考えているという野村。次にどんな顔を見せてくれるのか、それもまた楽しみだ。(取材・文・写真:川口有紀)
『僕の初恋をキミに捧ぐ』最終回は、テレビ朝日系にて3月2日23時15分放送。