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葵わかな、“真面目すぎる”素顔「分からないことが嫌でした」

映画

■西島秀俊に“正解”を求めるも…

大先輩・西島秀俊に質問するも…(C)今野 敏 / (C)2019 映画「任侠学園」製作委員会
 西島秀俊からも影響を受けた。

 「西島さんがいると、現場の雰囲気が本当に明るくなるんです。誰も怒ったりしない空気を自然に作られる。あるとき、西島さんに『主演や座長を務めるとき、どういうことを意識して現場を作っているんですか?』と質問したんです」。ここでも“正解”を求めた葵。しかし西島からは…。

 「そこに関する答えが何も返ってこなかったんです。『えー! 西島さんも分かってないの!?』って驚いちゃって」と両手を広げて驚く葵。「わたしは、『いい主演ってどんな人なんだろう、どうしたらみんなが楽しくできる現場が作れるんだろう』と、いろいろ考えてしまうのですが、こんなにいい現場を作っている西島さんは、そこへの計算や意識をしていなかったんです!」と心底驚いた様子。「ただただ西島さん自身が自然でステキだから、現場もいい空気になる。あれこれ考えて作るのではなく、『あ、そうなるべきだ』」と思ったという。

■撮影後の反省会も最初は「飲みに行ったりしちゃダメなんじゃないかなって」


 そんな西島を筆頭に、撮影中は本作の共演者が集う“反省会”なる飲み会が開かれていた。

 「最初は、仕事で来ているんだし、飲みに行ったりしちゃダメなんじゃないかなと思っていました。でも参加してみたら楽しかったし、本当に、全員来るんです(笑)。そこで『今日のあのシーンは』とか『今度のあのシーンは』とみんなで話したり、プライベートなことも話したりして。そこでできた絆が、現場で爆発するのも経験しました」。

 まっすぐにこちらを見ながら身振り手振りで懸命に応え、取材が終わると、「ちゃんと話せたかな。大丈夫ですか?」と心配していた葵。単なる真面目な人を超えて、もはや個性に映って愛らしい。これはもう、“真面目すぎる”ままに進んでいってほしいという気持ちが沸きつつ、ここへ来ての『分からないのもアリ』だと思うようになったという変化も、女優業へいい影響があるに違いないと思えた。いずれにせよ、葵わかなのこれからが気になる。(取材・文:望月ふみ 写真:松林満美)

 映画『任侠学園』は9月27日より全国公開。

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