乃木坂46・与田祐希、ヘアカットの反響に喜び「切って良かったなって」
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■頭を踏みつけるシーンでは何度も「本当にいいんですか?」
近況を明かしてくれつつ“新しい自分”に喜びの表情を見せる与田。そんな彼女が、晴れ渡る空やオーシャンブルーが印象的なロケ地で撮影に臨んだのが映画『ぐらんぶる』だ(こちらはロングヘア時に撮影)。本作はダイビングサークルの大学生たちの青春を描いたコメディー。与田はダイビングショップ「グラン・ブルー」の看板娘で大学1年生のヒロイン・古手川千紗を演じたが、現場では「出演者の方々に支えられていた」と振り返る。
「私が一番年下だったので、お兄ちゃんやお姉ちゃんのように接してくださった共演者の方々に助けられてばかりでした。ちょっと過激な、大勢の人たちの中でバットを振り回すようなシーンでは『遠慮しないでいいからね』と皆さん言ってくださって。
主人公の伊織を演じる竜星涼さんや、耕平役の犬飼貴丈さんの頭を踏みつけるシーンでもお2人に何度も『本当にいいんですか?』と確認して、本当にやっちゃっていいのかと、戸惑っていましたが『思いっ切りで大丈夫だよ』と言ってくださったので、全力で臨むことができました」。
酔っ払って金属バットを振り回す! 「ネットで『酔っ払ったらどうなるのか?』と自分なりに調べて臨みました」 (C)井上堅二・吉岡公威/講談社 (C)2020映画「ぐらんぶる」製作委員会
予告映像では、酔っ払いながら白目を向いた彼女の出演シーンも話題を集めた。劇中では、これまでの殻を破るような場面も目立つが、撮影に向けて自分なりに苦労もあったと話す。
「お酒を飲んで酔っ払うシーンは、原作のコミックやアニメ版も参考にしつつ、ネットで『酔っ払ったらどうなるのか?』と自分なりに調べて臨みました。白目をむくとかも、経験がなかったので不安もありましたが、試写会で周りの方々がクスクス笑ってくださったのがうれしかったです。
場面ごとでいえば、竜星さんの顔に水をブッと吹くシーンも苦労しましたね。漫画やアニメでは見たことがあったけど、実際にやってみると難しくて。しぶきが大きくなってしまったり、けっこうコツがいるんですよ。でも竜星さんがうまくて、アドバイスをもらいながら撮影直前まで練習して。本番も何度もやり直せるカットではなかったので無事にオッケーが出てホッとしました」。
■単身の仕事は緊張感を味わうものの「新鮮で楽しい」
ウエットスーツを着た登場人物たちが、遠くまで見通せるほど透き通った海中で泳ぐシーンも印象に残る本作。ダイビング経験はグループの冠番組『乃木坂工事中』(テレビ東京系/毎週日曜24時)で挑戦した、伊豆大島へウミガメを見つけに行くという18thシングル『逃げ水』のヒット祈願企画以来だったため、勘を取り戻すにも苦労したようだ。
「振り返ると、撮影時から2年近く前だったので、忘れていることもいろいろとありました。ダイビングに欠かせない『耳抜き』は番組の企画で体験した当時からできていたんですけど、マスクの中に入った水を抜き出す『マスククリア』は久々にやると難しくて。海中で出すサインも意外と覚えていなかったなと痛感していたんですけど、苦労はありつつ実際に完成した水中での映像を観たときには、素直に『キレイだな』ととても感動を覚えました」。
劇中では与田ちゃんのかわいい姿も盛りだくさん(C)井上堅二・吉岡公威/講談社 (C)2020映画「ぐらんぶる」製作委員会
グループから離れた撮影現場で、自分なりに試行錯誤を重ねていた彼女。最後に、一人で挑む仕事に対する心境を聞いた。
「今回の映画『ぐらんぶる』はもちろん、バラエティー番組であったり一人で向かう現場では『乃木坂46の与田祐希』と紹介されるので、やっぱりグループの名前を背負っているようなプレッシャーや緊張感がありますね。でも、周りにメンバーがいないのは、新鮮で楽しいとも思っていて。緊張し過ぎるとこわばってしまうのでリラックスしようとは意識しているし、常に周りの皆さんに支えられているなと思っています」。(取材・文:カネコシュウヘイ 写真:ヨシダヤスシ)
映画『ぐらんぶる』は8月7日から全国公開。