草なぎ剛、40代からの変化と感謝「年月を経て許し合えていく部分がある」
これまでさまざまな人物を演じ、観る者に鮮烈な印象と感動を与えてきた草なぎ剛。彼の新たなキャリアに加わった役が映画『ミッドナイトスワン』で演じたトランスジェンダー・凪沙だ。トレンチコートのひもをキュッと結び、ヒールをかつかつ鳴らし、寂れた都会の路地裏を歩く。そのたたずまいはスクリーンで得も言われぬ存在感を放ち、まだ知らない草なぎの顔があったこと、俳優としての底知れない才能に圧倒される。試写後、「席を立てなかった、ずっと浸っていたかった」と言うほど自身ものめり込んだ本作について、また、年を重ねたことで実感したという許し合うことの大切さについて、語ってもらった。

クランクイン!