クランクイン!

  • クラインイン!トレンド

松下洸平、不安だったラブコメ初挑戦 自身の恋愛は「“好き”と“嫌われたくない”のせめぎ合い」

エンタメ

◆恋愛は「相手からの好意が分かれば、自分からいけます」

 青林は5ヵ月付き合う彼女といまだ手もつなげないキャラだが、松下自身の恋愛のスタンスを聞くと、「相手が僕のことをどう思っているのか分からない状況での恋愛はドキドキして、ものすごく探っちゃいます。僕はアピールしてるつもりでも相手に伝わってなく、手応えを感じないことが多くて。『好き』と『嫌われたくない』の気持ちが同居してせめぎ合うんです(笑)。


 でも、相手からの好意が分かれば、自分からいけますね(笑)。青林はピュア過ぎて、ここはもう少しズルしていいんだよと思うこともありますが、真っすぐな彼に学ぶ部分もあります」。

 劇中で美々はオンラインのゲーム上で顔も名前も分からない人物と会話し、恋に落ちていく。最近ではSNSやアプリがきっかけで生まれる恋愛も多いが、それに対して松下は「あまりゲームなどしないので僕はまだイメージが湧かない」と素直に明かしつつ、「恋愛まではいかなくても普通に友達になることはよくあることだと周りの人から聞きますし、これから一層増えていきそうですよね」と理解を示す。


◆コロナ禍で実感したコミュニケーションの大切さ

 また、コロナ禍によりオンライン上で人とコミュニケーションをとることも増えた。松下は「緊急事態宣言の時は無性に誰かとつながりたいという思いが強くなり、連絡をとっていなかった友人に連絡していました」と当時を回顧し、「以前は会えることが当たり前でしたが、今はそうじゃない。家族や友人など大切な人とは小まめに連絡を取り、会える時は会うようにしていて。目と目を見て話すと、きっと言葉や電話の何十倍も相手に届くと思う。相手のささいな変化も感じとれるし、なるべく会って話すことを大切にしています」と新しく生まれた価値観を打ち明ける。

 シンガーソングライターの一面ももつ松下。コロナは制作活動にも影響を与えたという。「お芝居は台本があるのでイメージを膨らますことができますが、音楽の場合は0から自分で生み出さないといけない。人とのコミュニケーションから得ていたものがありましたが、それが減った今、どうするのかが今後の課題。リモートもうまく活用しながら、人と積極的にコミュニケーションをとっていきたいです」。


◆今はいろいろな役を演じることが楽しい

 コロナ禍での撮影は、フェイスガード、消毒など、コロナ後を描いた物語同様、万全な対策のもとで敢行。ここでも新たな気付きがあった。「毎日、自分の体温を測ったことはなかったので、改めて自分の平熱が36.5℃だと知りました(笑)。今一番思うのは、働ける場所があることがとても幸せだということ。演じる場所があって、観てくださる方がいることは特別なことだと実感しましたし、そういう環境を作ってくださるスタッフさんには感謝しかないです」。

 「今はいろんな役を演じられるのが楽しい。自分ではない誰かの人生を演じることで、僕自身に返ってくることがたくさんある。八郎もそうでしたし、青林からもそう。3ヵ月後、どんな自分になっているかが楽しみです」と凛々しい表情で口にした松下。そんな彼の進化に期待しかないし、“ラブコメ”でも新たな一面を見せてくれるに違いない。(取材・文:高山美穂 写真:高野広美)


 水曜ドラマ『#リモラブ ~普通の恋は邪道~』は、日本テレビ系にて10月14日より毎週水曜22時放送。

2ページ(全2ページ中)

この記事の写真を見る

関連記事

あわせて読みたい


最新ニュース

  • [ADVERTISEMENT]

    Hulu | Disney+ セットプラン
  • [ADVERTISEMENT]

トップへ戻る