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山之内すず、芸能界へ入った当初「自信なんてないし誇れるものも何もなかった」

映画

■飛躍の裏に自己分析「自分が自分のことを一番分かっていないと何もできない」


 一般人だった当時。サロンモデルとしてインスタグラムへアップしていた写真が、現在の所属事務所の目に止まり、芸能界デビューをつかみ取った山之内。そこからわずか2年ほどの飛躍はまるで“シンデレラ・ストーリー”のように見えるが、その裏では彼女なりの努力もあったという。

 「昨年の10月頃、ちょうど『サンデー・ジャポン』に出演し始めた頃から、自己分析をするようになったんです。昨年3月に上京して一人暮らしを始めるようになり、だんだんとお仕事を重ねるにつれて『自分が自分のことを一番分かっていないと何もできない』と考えるようになって。どんなお仕事をするにも大切だなと思って、“変わる努力”をするようになりました。

 例えば、映画を観たり本を読んだりしたときに以前はただ『面白かった』と感想を言うだけでしたけど、自分の感じたことを具体的に言語化するようになって。どこかに公開するわけでもないのに、文章を何度も書いては消して…と繰り返して保存しておく、ということをしていました。

 元々、自分の気持ちを言葉にするのは得意ではなかったから、鍛えようと思ったんですよ。自分の意見を発するために自分の感情を理解しようと自主的に始めたことでしたが、テレビでのコメントや演技にも役立っていると実感できているし、これからも続けていきたいです」。

■今、一番怖いのは「挫折を味わっていないこと」


 笑顔で周囲を明るくするような振る舞いも目立つが、自らの将来に対しては、ネガティブさもにじませる。

 「現状を考えると、挫折を味わっていないことが一番怖いんです。今回の映画でも、過酷な場面はありながら雰囲気のよい撮影現場でしたし、テレビ番組もすてきな現場ばかりだから。芸能界の厳しさに出会った実感がなく、これからもし直面したときにどう乗り越えるべきかは常に想像しています。

 今もまだ、一般人という感覚も残っているから、芸能界にはそれこそ怖いプロデューサーさんがいて…みたいなイメージもありましたけど、皆さんがむしろ優し過ぎるからかえって不安を覚えるような機会も多いし、いつか怖い人に会ったらビックリしちゃう気もして(笑)。

 経歴としては2年目だからまだまだ日も浅いし、調子に乗らないようにと自分を戒(いまし)めてもいるんです。それに、今思う中での最終的な目標は『自分に自信を持つこと』だから。自己肯定感がそもそも低い人間なので、ダメなところを見付けながら改善する毎日なんですよ。芸能界へ入ってからだいぶポジティブになったとは思うけど、ネガティブな自分も大切にして、一つひとつのお仕事に丁寧に取り組んでいきたいです」。


 慢心することなく、バラエティー番組などでは常に「出演させていただいている」という気持ちを胸に秘めているという山之内。最後、数年後の自分像を思い浮かべながら「いずれ『あの頃と比べて成長したよね』と言ってもらえるようになったら、胸を張って芸能人を名乗れるようになるのかなと思っています」と笑顔で答えてくれた。(取材・文:カネコシュウヘイ 写真:松林満美)

 映画『人狼ゲーム デスゲームの運営人』は11月13日より公開。

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