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松本まりか、環境激変の1年 変化の時だからこそ「エネルギッシュに走っている」

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松本まりか クランクイン!

 デビュー20周年の節目となった今年、快進撃を見せる女優・松本まりかが、『松本まりか写真集「MM(エムエム)」』(マガジンハウス)を上梓。自粛期間に舞い下りた思いを形にした1冊だそうで、松本は「誰かとのつながりを求める中で、写真集を作りたい!という思いが、ふっと下りてきた」とほほ笑む。下積みの苦労を乗り越え、今の輝きを手に入れた彼女が「今やれることを、すべて詰め込んだ写真集」と胸を張る、36歳のチャレンジ。表紙を飾り話題となっている“帽子ブラ”の秘話までを語ってもらった。

【写真】アンニュイな表情も魅力的な松本まりか

■自粛期間に抱えた不安…「ミラクルが重なった写真集」

 “オトナの遊び”をテーマに、フォトグラファー中村和孝とのセッションによって生み出された本作。ユニークでセクシーな写真も満載の1冊となったが、すべては松本自身のひらめきから始まったという。


 2018年放送のドラマ『ホリデイラブ』(テレビ朝日系)における怪演で注目を集めブレイクを果たした松本。デビュー20周年となった今年は、ドラマ、CM、バラエティとオファーが殺到した。これまでの苦労が花開き「さあ、これからだ」と意気込んでいたところ、新型コロナウイルス感染拡大の影響で自粛期間へと突入。出演するドラマ『竜の道 二つの顔の復讐者』(関西テレビ・フジテレビ系)の撮影も、一時ストップした。松本は「やっとお仕事が舞い込むようになって“これからだ”と思っていたときに、また先の見えないまっさらな状態になってしまった」と不安な気持ちを抱えたことを述懐。


 「自粛期間は誰とも会わずに過ごしていて、自分だけの世界に閉じこもっていました。孤独の中で、ふっと“あ、写真集を作りたい”と思って。誰かとのつながりを求めていたのかもしれないですし、なにかを作りたい、表現したいと思った」という。「そう思ったら、もう動かずにはいられなくて。すると、15歳の頃から『いつか表紙を飾れたら…』と憧れていた雑誌『anan』の編集部さんとの出会いがあって、トントンと話が進んで、本当に写真集を出せることになって。『anan』は今年で50周年、私は20周年と、いろいろな喜びやミラクルが重なって実現した写真集なんです」と喜びをあふれさせる。

■初挑戦となったことは? “お尻を解禁&ポップな松本まりか”

 「写真集を作りたい」との思いが湧いてきた、その源はどんなものだったのだろうか。すると、「今の状態がすごくよかったから。なにか残しておきたいと思ったんです」とにっこり。


 「今すごくお仕事が増えていて、私を取り巻く環境もガラッと変わりました。人生においてもあまり経験してこなかったような、変化の時を迎えていると思います。どんどん進化していかなければいけないと思っているし、ものすごくエネルギッシュに走っている。そういったときの人間って、面白いですよね?」と自身に起きた変化にワクワクとしている様子。

 女優業においては「いろいろな役を演じていると、自分に戻ること、ゼロに戻る瞬間もとても大事。自分を確かめるというか、そういった時間がないと不安になってしまうこともある」のだという。写真集の撮影では「カメラマンさんやメイクさん、スタイリストさんが、いろいろと遊び心を持って参加してくれました。感じたままの私、その瞬間を切り取ってもらって、すごく楽しかったです」と充実の時間となった。


 また初挑戦だったことを聞いてみると、「今回はお尻を解禁しているんですよね…」と照れ笑いで告白。さらに最も新たなチャレンジとして、「“ポップ”ということが一番新しいかもしれません。随所に“Mポーズ”が隠されていたり、ポップで遊びのある写真集になっています」と打ち明ける。演じる役柄の影響なのか、色気のある人というイメージを持たれていることが私自身としては驚きで…。でももし皆さんの中にそういったイメージがあるとしたら、それを裏切ったり、更新したりするもの。とにかく面白いものを作りたかった。“大人も遊んでいいじゃん!”って思うし、“あまりポップなイメージのない私が遊んでいる”というのも楽しいかなって」と大きな笑顔を見せる。

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