岡田健史、ドラマ掛け持ちで正反対の役に挑戦 大河初出演にも気負いなし
◆スカウトから10年「怒涛でした」
昨年に続き、カレンダー『岡田健史カレンダー2021.04‐2022.03』(東京ニュース通信社)も発売される。「去年は、自分を『見せる』やり方を意識したけれども、今年は、その時々で感じている表情を『押さえてもらった』作品になっていると思います」と撮影時を振り返った岡田。
『岡田健史カレンダー2021.04‐2022.03』イメージビジュアル 写真提供:東京ニュース通信社
「例えば、カヌーのオールを握って怖いなと思っているところとか、森を感じているところを、カメラマンさんが撮影してくれた。僕が感じようとしている姿を切り取ってくれるような撮影をカメラマンさんがしてくれたので、すごく肯定された、認められた感覚を持ちました。自分のことを満足させてあげられた撮影になったと思います」。
『岡田健史カレンダー2021.04‐2022.03』イメージビジュアル 写真提供:東京ニュース通信社
カヌーは、岡田にとっては初体験だったようで、それもまた印象的だったそう。「河口湖で撮影したんですが、風が強くて、波が高かったですし、同乗していた方か僕か、どちらかがバランスを崩したらそれで落ちてしまうので、緊張感がある中で撮影しました。僕、泳げないので…水深が7m以上あると聞いて、本当に怖かった」というエピソードも。
運動神経抜群のイメージが強い岡田だけに、「泳げない」は意外に感じたが、「皆さんが(運動神経がいいと)言っているだけ。自分からは言ったことないですよ!(笑)泳げないんです」と苦笑いで明かしてくれた。
インタビューの最後、スカウトされてから現在までを振り返ってもらうと、岡田は「怒涛(どとう)でした」と感慨深そうに話した。2021年は最初のスカウトから実に10年目となるが、「芸能界に入ってからも、入る前もいろいろなドラマがありました」という。
「中学から高校に上がるときには進路で悩んだし、野球から芝居に転身するときにも(自分の中では)ドラマがあった。ケンカしたり、目標を持ったり、挫折したり…成長できた部分もたくさんあると思います。ここからまた10年も、そうやっていろいろな経験を積み重ねていけたら幸せだと思います」。
2021年もまた、岡田の快進撃は続く。(取材・文:嶋田真己 写真:高野広美)
『岡田健史カレンダー2021.04‐2022.03』は、東京ニュース通信社より2月12日発売。価格は3000円(税別)。