南沙良「“暗そう”と言われる」18歳 “推しキャラ”の前では明るい素顔
■『ヒプノシスマイク』が好き!
コンプレックスに感じているのは、どんな点だろうか? すると南は「人前で話すのが苦手で」と告白。「お芝居だと大丈夫なんですが、自分の考えを人前で発表する機会があると、言葉に詰まってしまったり、下を向いて言えなくなってしまったり、なかなか自分を出せないことが多くて。以前はそういう自分が嫌で仕方なかったんですが、今ではそれも“自分の一部なんだ”と思えるようになりました」と前を向く。
これまで、どこか陰のある役どころを見事に演じてきた。自身の性格については、「静かなほうだとは思います。よく周りの方から“暗そう”と言われるんですが、そんなことはないんですよ!」と楽しそうににっこり。
そんな彼女にとって、テンションが上がるのは「好きなアニメや推しを見たとき」なのだとか。キャラクターラッププロジェクト“ヒプノシスマイク”をアニメ化し、イケメンキャラによるラップバトルが人気の「『ヒプノシスマイク ‐Division Rap Battle‐』Rhyme Anima」がお気に入りだといい、「『ヒプノシスマイク』がすごく好きで、ライブにも行きました。そういうときは、“うわー!”と盛り上がります。推しですか? 白膠木簓というキャラクターが、特に好きです。ラップにも詳しくなったりして!」と楽しそうに話すなど、素顔は明るい笑顔も魅力的な18歳だ。
「『うつ病九段』(NHK BSプレミアム)というドラマに出演させていただいた時に、クランクアップの際、内田有紀さんから“沙良ちゃんは、そのままで大丈夫だよ”と言っていただいたことが、すごく励みになっていて。自分らしさも大切に、いろいろな引き出しを増やしていけたらうれしいです」と未来に思いを馳せていた。(取材・文:成田おり枝 写真:松林満美)
映画『太陽は動かない』は3月5日より全国公開。ドラマ『六畳間のピアノマン』はNHK総合にて2月27日21時放送(27日は最終回)。