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百田夏菜子、メンバーの個人活動で「ももクロは強くなっている」

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映画『すくってごらん』でヒロインを演じる百田夏菜子(ももいろクローバーZ)
映画『すくってごらん』でヒロインを演じる百田夏菜子(ももいろクローバーZ) クランクイン! 写真:ヨシダヤスシ

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百田夏菜子

ももいろクローバーZ

 2016年放送のNHK連続テレビ小説『べっぴんさん』で高い演技力を評価された百田夏菜子。そんな彼女が最新作『すくってごらん』で、尾上松也ふんする主人公・香芝誠が一目惚(ぼ)れするミステリアスな美女・生駒吉乃を演じ、実写映画初ヒロインを務めた。近年、百田以外にも個人活動で強い存在感を見せているももいろクローバーZのメンバーたちだが、百田にとってソロ活動とはどんな意味を持つのだろうか。

【写真】元気いっぱいの笑顔を見せる百田夏菜子 撮り下ろしカット

■艶やかかつ幻想的な百田を堪能

 『すくってごらん』で百田が演じた吉乃は、ある秘密を抱えた金魚すくいの店「紅燈屋」を営む謎多き女性。ふんわりと漂うさまは、実態があるのかないのか――つかみどころがない。百田自身も「セリフだけでは読み取れない部分が多かった」と役をつかむことが難しかったことを明かすと、だからこそ方言やピアノの練習など、具現化できるところから、徐々に役を体に染み込ませていったという。

(C)2020映画「すくってごらん」製作委員会 (C)大谷紀子/講談社
 百田の言葉通り、吉乃は劇中でも独特の存在感を示し、物語をファンタジックな世界に誘う。普段の元気で明るくエネルギッシュな百田とは一風違う、艶やかかつ幻想的な雰囲気を堪能できる作品になっている。

 いい意味で癖の強い作品。百田も「撮影中は、どんな形で仕上がるか、まったく想像できなかった」と話すが、実際に完成した作品を見た際には「本当にびっくりしました。音楽の使い方も、すごく斬新で『こう来るのか!』と心がくすぐられました」と出演者であるにも関わらず、フラットな気持ちで堪能できたという。

■個人活動はグループを強くしている

 ももいろクローバーZで見せる百田とは違った一面。芝居という仕事については「グループとやっている活動とはまったく違うので、あまり意識しなくてもスイッチは切り替わっていると思います」と、なにか特別なことをしていることはないという。

 とは言いつつ「ソロ活動のときも、やっぱり“ももいろクローバーZの百田夏菜子”としてお仕事をさせていただいているので、どこかで一人じゃないんだという心強さはあります」と語る。


 その思いは“グループを代表して現場に来ているのだ”という責任感につながるのだろうか――。百田は「なんか看板を背負って…みたいな大きなことではないんですよ」と笑うと「逆に、個人で活動して得た経験ってグループのためになることがすごく多いので『これは持ち帰れるな』という感覚です」と説明する。

 百田以外のメンバーも個人として活動する機会が増えてきている。他のメンバーも考え方は同じようで、個人での経験が、グループに大きな影響を与えているという共通認識があるという。「それぞれが違う場所で学んだことって、久しぶりにメンバー全員で集まると、その経験がグループに生きているなと実感することは多いです。私たち自身も『みんなが別々の場所で輝いて、集まったとき違う輝きを放つグループになれたらいいね』と話しているのですが、それが少しずつできていて、グループが強くなっているなと感じられるのはうれしいです」。

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