『おかえりモネ』清原果耶「私の芝居の癖を意識して書いてくださったのかな」
今日5月17日よりスタートした連続テレビ小説『おかえりモネ』(NHK総合)。本作で、宮城県・気仙沼に生まれ育ち、気象予報という職業を通じて、人々に明るい未来を届けようとする女性・永浦百音(ながうらももね)を演じる清原果耶。近年、朝ドラヒロイン候補と言われ続けてきた清原が満を持して挑む本作への思いを語った。
【写真】ヒロイン・百音(愛称モネ)を演じる清原果耶19歳
■「私の芝居の癖を意識して書いてくださったのかな」
『おかえりモネ』第1週より(C)NHK
清原にとって『おかえりモネ』は、『あさが来た』(2015年)、『なつぞら』(2019年)に続き、3度目の連続テレビ小説への出演となる。本作ではヒロインに抜てきされた。清原は「私のお芝居の原点が『あさが来た』でした」と女優デビュー作について触れると「そこから『なつぞら』でもう一度朝ドラに帰ってくることができたときもうれしかったのですが、さらに今回はヒロインとして参加することができ、マネージャーさんをはじめ、会社の人、そして家族や親しい人など、みんなすごく喜んでくれたのは、とても感慨深かったです」と率直な胸の内を明かす。
本作の脚本は、清原の代表作の一つと称賛する声も多い『透明なゆりかご』(2018年・NHK総合)の脚本を務めた安達奈緒子が担当する。清原にとっては、非常に大きなことのようで「『透明なゆりかご』でご一緒してからの今回だったので、安達さんが私の芝居の癖などを意識して書いてくださったのかなと思う部分もあります」と笑顔を見せる。
さらに清原は安達脚本について「私が言うのもおこがましいですが、安達さんらしくちゃんと物語に空間を感じるんです」と印象を述べると「役者に芝居をさせてくれる脚本だったので、演じるのがとても楽しみです」と期待を膨らませる。
■五感を大切に
『おかえりモネ』第1週より(C)NHK
清原演じる百音(愛称モネ)は、宮城県・気仙沼で育ったスポーツが得意で音楽が好きな女の子。高校時代は、はっきりとした自分の将来像が持てなかったが、家族と離れ「森の町」登米(とめ)に行ったことから、気象予報の仕事に目覚める。
モネと自身の共通点を問うと「モネは普通に過ごしていても五感を使うのですが、私も視覚や聴覚、嗅覚などをフル回転するのが好きなので、そういう部分は似ているのかなと思います」と語り、「もともと私は天気を気にする方で、天気予報をよく見ていたのですが、この作品に参加することになり、気象予報士の試験を受ける人が使う本や、天気の仕組みが分かる本を読みました」と役へのアプローチ方法を明かした。
また「森の町」登米で青春を送ることから、清原は「森林組合で働く役なので、見学に行かせてもらいました。実家が牡蠣(カキ)の養殖をやっているという設定なので、作業も見させてもらいました」と“取材”にも余念がない。