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木村拓哉&長澤まさみ、芸能界の経験から得たコミュニケーション術

映画

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■ルールを破ってよかったと思えた経験は?

 劇中では、新田と山岸がそれぞれの業務のルールのもと職務を全うしようと奮闘するが、今回、山岸は「人を守りたい」という新田の信念に影響を受け、ホテルマンとしてのルールを破ることで新たな“気付き”も得る。2人にルールを破ってよかったと思える経験を聞くと、長澤は撮影で行った台湾で現地のスタッフに行きたいワンタン麵のお店への案内をリクエストした際、別のワンタン麺屋に連れて行かれたというエピソードを披露し、「その人は店が違ってもおいしいワンタン麵だからいいじゃないかというスタンスで。その時に、あまりこだわらず細かいところを気にしないことが大切だと気付き、固定概念のルールを考えなくなりました。固定概念は自分の育ってきた環境や教わってきた自分だけのルールかもしれないと、目から鱗で。人によって感覚が違うことを受け入れてからは、どこに行ってもなるべくフラットに物事を捉えられるようにしていますし、ちょっとしたことでイライラしなくなりました」とほほ笑む。

映画『マスカレード・ナイト』 (C)2021東野圭吾/集英社・映画「マスカレード・ナイト」製作委員会
 木村は、「10代の頃、格好悪いおっさんのやることだからと、麻雀とゴルフだけは絶対にやらないと思っていましたが、ある人に『これやったらお前に絶対負けへんわ』と言われて、『はい?』となって。やってみたらこんなコミュニケーションがとれるんだと、今に至りますね(笑)。あと、『もうマイクは絶対持たない』と思っていましたが、友人や中国の『Weibo』などで海外の方々から『待ってるんだけど』という声を頂いて。いざマイクを持ってみたら、あぁ…やっぱりすげーことなんだなと感じました」と言葉をかみしめながら明かしていた。

 お互い「こうだったらいいなと思うことを全てセッションした時に出してくださる人」(木村)、「単純ななれ合いにならない集中力と緊張感あふれる環境を作ってくれる人」(長澤)と、役柄同様、役者としても信頼を見せる木村と長澤。2人の“最高のバディ”ぶりは、多くの人の心を震わすに違いないだろう。(取材・文:高山美穂)

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