ソロデビュー35周年・渡辺美奈代、「できる限り続けたい」アイドルでいることにこだわる思い
■“カリスマママ”の息抜き術 「常に何かしていたほうが元気でいられる」
――私生活ではご長男が24歳、ご次男が18歳ですが、子育てはだいぶ落ち着いたところでしょうか。
渡辺:次男は高校生活があと半年なので、まだお弁当づくりはありますが、ほぼ手がかからないですね。でも、振り返ると子どもに手がかかったと思うことはあまりなかったです。兄弟が6歳離れているからか、ケンカをしたこともないんです。長男が仕事で遅く帰ってきても、次男の寝顔を見に行ってから自分の部屋に行くくらいですから(笑)。子育ては楽しくさせてもらいました。
――お弁当と言うと、ブログやインスタグラムで投稿されるお料理が評判で、ネットニュースになることもありますね。
渡辺:いやいや、そんなこともないんですけど…。でも、長男が3歳くらいから作り始めて休むことなくここまで来て、勉強もさせてもらいましたし、作る楽しさも教えてもらいました。お弁当って、子どもが好きなものに偏りがちだと思うんですけど、私は時間があれば毎日スーパーに行って、新鮮なものと旬なものは入れるようにして、お弁当を開けた時に目で楽しめるものをと思って心がけてます。
――色味がすごくきれいでおいしそうです。絵心があったりするんですか。
渡辺:私、絵は全然描けないんです。(笑)。ただ、お弁当は詰め方次第なので、赤・黄・緑の三色をバランスよく入れるようにしています。思えば、私の母が作ってくれるお弁当にはフルーツが入っていて、カラフルだったから、それがお手本なのかもしれないです。
――お仕事に家事に子育てと完璧なお母さんのイメージですが、ストレス解消法や息抜きの方法は?
渡辺:それこそ、お料理かもしれない。夜な夜なクッキーやケーキ作ったり、パンこねたり。キッチンにこもって自分のペースで自分の好きなように黙々と作業する一人の時間が好きです。ただ、夜中に作り出すから、12時過ぎにシナモンの香りが漂ってきたりすると、「何か嫌なことあったの?」とか思われそうですけど(笑)。実は性格が大雑把なので、もともと洋菓子みたいに正確に量らなければいけないものは苦手だったのですが、ステイホーム期間にホットケーキミックスから始めて、今は薄力粉でサーターアンダギーを作ったり、和菓子にハマって、水まんじゅうやみたらし団子を作ったり。私の場合、常に何かしていたほうが元気でいられる気がするんです。だから、子育てがひと段落するかなという時期にワンコを家族に迎え入れて、今も子育て中です(笑)。