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松たか子、“やりたいか”ではなく“挑戦するべきかどうか” 大切にする仕事選びのスタンス

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松たか子
松たか子 クランクイン! 写真:高野広美

 演出・松尾スズキと、11月1日にスタートするNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』脚本家でもある藤本有紀が舞台で初タッグを組む。その名も『パ・ラパパンパン』。「鳴かず飛ばずのティーンズ小説家」として主演を務めるのは、なんと松たか子だ。4月期の主演ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』(カンテレ・フジテレビ系)の熱狂を今も引きずるファンが多い中、本作ではいったいどんな顔を見せてくれるのか。インタビューを敢行した。

【写真】目が離せない魅力的な表情がいっぱい! 松たか子、撮り下ろしカット

◆舞台でやる難しさを想像しドキドキ

 本作は、現実と物語が交錯するファンタジックなミステリーコメディー。鳴かず飛ばずのティーン向け小説家が、つい雰囲気に流され、「次は本格ミステリーを書く!」と宣言してしまう。無理やりひねり出したのは、19世紀イギリスのクリスマスイブを舞台にした欠陥だらけの物語。本人はアガサ・クリスティーばりの傑作が書けたと満悦し、久しぶりの安眠を得ようとするが、深夜にハタと気づいて飛び起きる。現実と小説の世界が交差しながら物語が進んでいく中、作家自らが事件の真相を突き止めるため、そして“彼女自身の物語”を完結させるために奔走するー。共演には神木隆之介、大東駿介、皆川猿時、早見あかり、筒井真理子、坂井真紀、小日向文世ら実力派が顔をそろえる。


――『パ・ラパパンパン』のオファーを受けたときに、どんなイメージを抱きましたか。

松:松尾(スズキ)さんではなく、藤本有紀さんが台本を書くという、松尾さんにとっての新たな挑戦の場所に呼んでもらえたのはすごくうれしいですし、光栄です。内容は全く想像がつかず、台本を読むまでは何も分からない状態でした。読んでからも、舞台でこれをやるという難しさを想像し、ドキドキしていました。

――舞台でやる難しさというと?

松:例えば、謎解きタイムになると、みんなが大集合していくんですよ。それを舞台でやると、場面はいろいろ変わっても、どうしてもワンシチュエーションに近い密室劇のような、決まった画になるんです。そうした中で、全員集合して喋って、役割を繋げていくというのはあまりやったことのない世界だったので、難しいな、と。脚本の印象は誤解を恐れずに言うと、「軽やかだな」と。テンポもそうですが、一瞬で何かが消えるとか黒焦げになるといった大変なことをさらっと書いているので、なかなか思い切りの良い人だなと思いました(笑)。でも、「松尾さんなら」という信頼関係があって、書かれたものだと思います。


◆“演出家”松尾スズキと初タッグ

――松尾スズキさんとは舞台『世界は一人』(2019年)での共演以来ですね。

松:『世界は一人』では松尾さんは主役で、演出家の岩井秀人さんによって、ボロボロになっていく様子を見ながら乗り切った公演だったので、“一緒に戦った”感がありますね(笑)。その一方で、どこか「演出家が2人いる!」みたいな感覚もあって、松尾さんはどう見ているんだろうという緊張感もありました。今回は初めて舞台の演出家と俳優としてご一緒できるのが本当に楽しみで、「あっ、松尾さんが演出家だ」と感じる毎日で、なんだか面白いです。

――演出家としてご一緒してみて、改めてどんな印象を抱きましたか。

松:松尾さんは、おっしゃることはすごくシンプルで、決して難しいことを要求する感じはしないんですが、求め方や稽古のときの頭の回転、スピード感がすごい。じっくり考えているようで、瞬間、瞬間で的確な指示を出されるというか。


――頭の回転の速さ、スピード感というと、松さんのイメージにも近いです。

松:私は頭の回転は速くないですね。ただせっかちなだけで(笑)。「速すぎる」と止められたり、「行け」と言われたりしながら生きています(笑)。そのあたりを松尾さんは好きにさせてくれている気はします。感情の表現も抑えどころの指導がすごく面白く、楽しくなっていっちゃうところを「ちょっと静かに言ってみて」と言われ、やってみると、すごく面白いんですよ。ちなみに、実は松尾さんと宮藤(官九郎)さん、阿部(サダヲ)さん全員の奥さん役をしたことがあるというのが、私の自慢なんです。さらに今回、松尾さんに演出してもらって、一つ一つ夢が叶っていく感じですね(笑)。

――作家と編集者として相棒となる神木隆之介さんの印象はいかがですか。

松:神木君とはほぼ初めてで、すごく頼もしいですが、彼は松尾さん演出の舞台『キレイ』に続いて今回が2本目なんですよね。(神木に対しては)ほとんどの人がもっと経験しているイメージを持つと思いますし、実際、「神木君はもう何でも経験してきているでしょ」と言われ飽きているんだろうなと、隣にいながら時々思います。私は「こうしてみようか」などと言うタイプでは全くないので、たぶん彼には物足りないと思いますが、「とりあえずやってみるという人もいるんだよ」ということはなんとなく伝わっているかと(笑)。

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