『ハロウィン KILLS』ジェイミー・リー・カーティスが明かす名物キャラ復活の裏側「CGじゃないのよ」
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『ハロウィン KILLS』の大きな見どころは、第1作の『ハロウィン』でローリーと共にブギーマンに遭遇したキャラクターたちが再登場すること。特に正体不明の殺人鬼におびえ、ローリーにしがみついていた気弱なトミー少年は、今や立派な中年(アンソニー・マイケル・ホール)に成長。住民たちを率いてブギーマンを追いつめる。
また、『ハロウィン』の名物キャラ、ブギーマンの主治医ルーミス(ドナルド・プレザンス)が、映画冒頭で衝撃のカムバック。1995年に他界したこの名優をどうやってスクリーンに呼び戻したのか? 「実は、私もそれが一番気になっていたの」とカーティスは身を乗り出す。「あれ、CG処理じゃないんですよ。大道具の主任がとてもドナルドに似ていたので、特殊メイクを施して代役を務めたんです。声は声優さんが吹き替えたけれど、うり二つでしょう?」とニッコリ。
第1作『ハロウィン』(1978)のルーミス(演:ドナルド・プレザンス) 写真提供:AFLO
第1作で共演した本物のドナルド・プレザンスについては「すごくすてきな人だった」と回想するカーティス。「ただ、彼はブギーマンを追い、ローリーはブギーマンに追われる設定だから、共演はラストの数シーンだけだったんです」。それでも、みんなの尊敬を集める有名俳優との仕事は若者ぞろいの撮影隊にとって本当に特別な体験だったという。
一方で、今回登場するブギーマンの生家には、ゲイカップルの不動産屋が住んでいる。LGBTQ+のキャラクターを取り入れた設定を、孫娘アリソン役のアンディ・マティチャックは「とても好き!」と、目を輝かせて絶賛する。「恐い因縁を持つ屋敷に2人の人間が住んでいて、それがたまたま同性という感覚なんです。監督を含めた脚本チームは、キャラクターを一人の人間として見ている。ジェンダーやセクシャリティで定義しないところが素晴らしいと思う」。愛し合う2人が強烈な体験をするのは、物語のうえでとても効果的だもの、と声を弾ませる。