芹那、SDN48卒業から10年「自分のことを好きだって思える時間を過ごせている」
◆大胆カット挑戦でファンからの反応に心配も
――収録カットで、お気に入りのカットはありますか?
芹那:お尻のアップの写真があるんですけど、これは撮られることを意識せず、自由に泳いでいる時に撮ってくださった写真なんです。顔も映ってなくて、表情とかも分からないですけど、自分的には自分らしいなって(笑)。お尻もチャーミングに映っているなって。
――なかなかセクシーなカットがたくさんですが、ファンの皆さんからの反響はいかがですか?
芹那:今までと違う雰囲気だったので、ずっと応援してくれていたファンの人たちが好きじゃなくなったらどうしようっていう気持ちもあったんですけど…。たぶん10年前にこれを撮っていたらビックリしちゃったかもしれないですが、10年経って、みんなも年を重ねて、当時とは違う見方だったり感想だったりを聞けて、ホッとしたというか。(年齢を重ねたのは)自分だけじゃなかったんだなって(笑)。
◆自分のことを好きだって思える時間を過ごせている
――SDN48卒業から10年目。この10年を振り返るとどんな印象ですか?
芹那:その前の10年と比べたら、何倍なの?っていうくらい詰まっていて、長かったとは感じないですが、いっぱいいろんなことがギュッとして、あんなこともあった、こんなこともあったっていう10年だったかな。
――その中で、ターニングポイントのような出来事はありましたか?
芹那: 5年くらい前とかは、このまま時間を過ごしてしまって大丈夫かなって思っていたんですけど…。そこから、自分はどういうことが好きなのか、どういうことを大切にしたいのかっていうのを考える時間が増えて、軌道修正できたというか…。ターニングポイントを挙げるなら、なりたい自分になっていないって気づいたことかもしれません。大きなターニングポイントがあったというより、毎日毎日自分のことを好きになりたいというための時間を使えているかなって思います。
――なるほど。現在36歳を迎えられて、これからどんな女性になっていきたいというビジョンはありますか?
芹那:感謝の気持ちは絶対持っていたいと思うし、周りの人たちのことを尊敬できる目も持っていたいですね。そういうことをちゃんと知れる大人になりたいです。ちゃんと大人になりたい(笑)。
お仕事でも、今までとは違う自分が待っているのかな?って楽しみにしています。今回の写真集を見て、これまでしたことのないタイプの演技が求められるお芝居のお話が来たりしたらうれしいですね。
これからも自分が自分のことを好きだって思える時間を過ごしている姿を見ていただけたらうれしいなって思うので、これからも、応援して支えてくださっている方のことを第一に思って過ごしていきたいなって思います。
――今、充実されているんですね。
芹那:はい! バラエティー番組にたくさん出させて頂いた、あのころの時間を過ごせたから今できていることも多いですし、あのころ支えてくれてた人がたくさんいるので、感謝の気持ちは絶対忘れたくないと思うし、恩返しもしていきたいと思いますね。そういう時間があったということは忘れず過ごしていきたいです。自分が自分のペースで、心削れず幸せに過ごせる時間は大事に、これからも過ごしてしていきたいと思っています。(取材・文:編集部 写真:高野広美)
芹那写真集『Serina.』は、ワニブックスより発売中。価格は3300円(税込)。