山田涼介、困難に直面したときは「自分が信じたことを正解にもっていく」
山田涼介主演映画『大怪獣のあとしまつ』より (C)2022「大怪獣のあとしまつ」製作委員会
三木監督とは今回が初めてのタッグ。「このセリフで前に出て、後ろに行って腕を組んで、外を見て…」などシーンによっては細かい動きまで決まっているという監督の撮影は苦労した部分もあったようで「最初は正直戸惑いました」といい、「芝居をする上で慣れてないことをするとやっぱりストレスになるし、やりづらいときもある」と打ち明ける。
しかし、完成した作品を観たときに「この動きにはこういう意味があったんだ」と気づくことがあったそうで、「めちゃくちゃ勉強になりました。三木監督すごいな、と思います。『頭の中で全部見えてるんだ、これ』って思いました」と感心した様子。
『燃えよ剣』では時代劇に、本作では本格的な特撮作品に挑戦した。本人も役の幅が広がったという実感があるそうで「大人の冷静さを持つ役って初めてだったんですよね。監督のおかげももちろんありますけど、できるようになったのかな? と思いました」と手応えを感じているよう。「大人な役が増えていく年齢にもなってきました。この経験を活かしてほかの役にも挑戦できたらいいなと思います」と意気込む。
■ 結成15周年は集大成ではなく“通過点”
山田涼介主演映画『大怪獣のあとしまつ』より (C)2022「大怪獣のあとしまつ」製作委員会
今年9月に山田が所属するHey!Say!JUMPは15周年を迎える。「節目の年に、スケールの大きい映画でスタートダッシュを切れるということはすごくありがたいこと」と感謝し「僕にとってもそうだし、グループにとっても本当に良いことだと思うので、たくさんの方に観ていただきたいと思います」と目を輝かせる。
しかし、15周年の1つの集大成と捉えていいのかという質問には「それは違うかも」とキッパリ。「グループの見せ方もあれば、個人としての見せ方もあるし、いろんな見せ方があるから。僕は基本は“集大成”という考えはありません。通過点だから」と考えを明かす。
“空想特撮エンターテイメント”と銘打たれた本作。山田は「聞いたことないような言葉だと思うんですけど、その代表作になるんだろうな、と思います。『気になってるけどこういう作品なかったよね』という作品がこれからどんどん増えていくんじゃないか、と思うくらいおもしろい作品ができました」とアピールし、「かっこよさもあり、おもしろさもあり…涙はなさそう(笑)。何も考えずに『楽しい映画を観に行く』という気持ちで映画館に足を運んでいただけたらと思います」と呼びかけた。(取材・文:山田果奈映)
映画『大怪獣のあとしまつ』は、2月4日より全国公開。