炎のごとく

【解説/みどころ】
遺作「ざ・鬼太鼓座」がドキュメンタリーのため加藤泰にとっては最後の劇映画。男と女の情念をチャンバラや任侠の世界に描いてきた加藤の集大成とも言える名作である。会津の小鉄と異名をとる一人の博奕打ちが瞽女・おりんを愛しながらも新撰組の近藤勇と出会い、幕末の動乱の中に身を投じていく様をダイナミックに描いてみせた。ワンカットにつき、時には4時間もかけて粘って画面を作った加藤の演出は、TVのインスタント時代劇には見られない骨のあるものを生み出した。
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