肉体の門〈1964年〉

【解説/みどころ】
田村泰次郎のベストセラー小説の、鈴木清順監督、野川由美子主演による2度目の映画化。敗戦直後の東京を舞台にたくましく生き残るボルネオ・マヤら5人の娼婦が、野性味あふれる復員兵の伊吹新太郎をめぐって欲望と嫉妬に狂う。鈴木清順が野川由美子主演で監督した3部作「春婦伝」「河内カルメン」の第1作。野川由美子は主人公の娼婦ボルネオ・マヤに扮して全裸のからみや、娼婦たちのすさまじいリンチ・シーンを文字通り体当たりで熱演した。清順と名コンビの木村威夫による様式的な美術も効果を上げた。
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